2022年3月27日(日)。
坂東グラウンドの桜がどれくらい咲いているかとても楽しみにしていたが、朝着いた時はまだ4分咲きくらい。温かい陽気のせいもあって、今日1日で5分~6分咲きくらいにはなっただろうか。満開は来週かな…。桜前線がやってくるのはやはり東京より少し遅い。
今日は15期生OBの櫻井が、高校時代の同級生である古田君を連れて坂東まで来てくれた。櫻井は甲子園には出られなかったが日大三校で副主将までつとめた選手だ。古田君は日大三校を卒業したあと法政大学でも野球をやったエリート。二人とも身体つきから立ち姿から野球選手らしい雰囲気を持っていて、グラウンドに立っているだけで映えて見えた。良い選手にはやっぱりそういうオーラがある。
そして井上コーチの高校時代の同期である塩田君も先週の月曜日祝日に行った秋ヶ瀬練習に続き、今日は坂東まで来てくれた。外野手への基本指導から一ヶ所バッティングで空いたポジションを守ってくれたりと、アクティブに動いてくれた。
ここ最近OBがよくグラウンドに来てくれる。やっぱり一緒になって動いてくれて、悩み相談も出来る若いコーチがいてくれる方が子供達も楽しそうだ。私自身も大人になったOBと会えて本当に嬉しいし、バッピ投げてくれてノックを打ってくれて本当に助かる。チームに自然と違った風が吹き、練習が活気づいているのが分かる。
そういえば昨日の秋ヶ瀬練習には専大付属の岩渕監督が来てくれた。私の恩師である。我がチームが活動しているグラウンドに足を運んで下さるだけで本当にありがたいし恐縮なのだが、昨日はさらに嬉しいことがあった。「ノックの打球が柔らかい」と、私のノックを褒めてもらえた。「中学生はああいう柔らかい打球を打って足を使わせた方が上手くなる。そういう意図で打っているのが分かる」と言って頂けた。私がどういう思いでノックを打っているのかを分かって頂けたことが嬉しかったし、同時に「やっぱりこの人には敵わねぇや」って思わされた(笑)。ノックについての会話など一切していないのに、30分内野ノックを見ただけで全てを見抜かれてしまった。私は岩渕監督よりノックの上手い人に出会ったことがない。私がそう思っている人に自分自身のノックを少しでも認めて頂けて光栄だ。
昨日と今日、雨が心配だったが運よくしっかりと練習出来た。来週の足立中央戦に向けて、しっかりと目的意識をもって練習に取り組めたと思う。もちろん中学生の一人一人がどこまで真剣に考えられているかは分からないが、それでもこうやって「どうやったら勝てるだろうか?勝つ為にはどうしたら良いのだろうか?」と考え準備することにとっても意義がある。選手達の成長を加速させる。昨日も秋ヶ瀬での投内連携を見たが、本当に上手くなってきた。秋から冬にかけてあれだけミスを連発していてどうしようも無かった守備が、だいぶカタチになってきた。「これくらい出来れば確かに戦えるな(勝負にはなるな)」っていう手応えみたいなモノも感じるようになってきた。子供達の成長って本当に凄い。その瞬間瞬間に立ち会えている私は本当に幸せ者だ。昨日も今日もとっても楽しかった。