2022年4月17日(日)。
春季城北ブロック大会1回戦、対東練馬シニア。
何かいつも文章が固くなっちゃうから今日はフランクに行こうっ!!ってテンションを無理矢理つくらないともう心が折れる…(笑)
しかし弱え~なぁ~(汗)。東練馬さんにこれでウチは何連敗だろう(泣)。
今となっては、東練馬さんとウチとではチームとしての能力、実績、規模、組織力、全てにおいて圧倒的な差が出来てしまった。人数が集まるチームとそうじゃないチームに二極化してしまっている現在の中学硬式野球界を象徴するような、東練馬シニア対東京和泉シニアだった。
部員数の差ほど、練習やオープン戦他も含めて活動している内容にそこまで差があるとも思えないんだけどなぁ~。ウチのOBにも高校や大学、社会人野球で活躍している選手もいるわけだし、特に昨年の夏は東東京支部大会準決勝で東練馬さんと対戦して、結果負けはしたものの5対9のゲームでひとつ間違えればって感じもあったし…。
人数が少ないチームは少ないチームで、その良さも沢山あると思う。やっぱり一人の選手がボールを打つ数、捕る数、投げる数、そして試合経験…、どれをとっても人数が多いチームにはそうそう負けないと思うし、過保護になってしまいがちだけど一人の指導者が一人の選手にかけてあげられる時間も圧倒的に多くなる。そういった愛情は今この時に選手達に届かなくても、いつかそれが力になる時が来ると信じている。でもやはり結果が全ての世界だからな…、素直に負けを認めて次勝つ為にはどうすれば良いかを考えるぞっ!その弱いチームをつくってしまっているのは何を隠そう監督である私自身なのだからっ!!
私も小・中・高・大学と真剣に野球をやってきて、23歳の時に東京和泉シニアのコーチになった。それから18年も中学野球に携わっている。この18年で中学野球界は大きく変わった。野球人口の減少と相俟って部員獲得に苦労するようになった。元プロ野球選手という肩書を持った人達が沢山中学野球界に降りてくるようになったし、少年野球をビジネスにする人も少しずつ増えてきた。そういった変化についていくのにも必死だけど、やっぱり負けて「仕方がない」なんて思いたくない。部員数の多いビッククラブに勝って上部大会へ出場するという夢や、野心や、ロマンを抱いて日々野球に対する情熱を燃やしているつもりだ。東練馬さんのような強豪と勝負出来ることは幸せなことだし、それが自分自身の原動力の一つにもなっている。ただ今日のようなゲームを見るとやはり心が折れそうになる。「出来ない理由を探すな」とは元ヤクルトスワローズ監督の真中氏が座右の銘とされている言葉で、それを題材にした著書を読ませて頂いたことがある。でもいつの間にか「出来ない理由」を探してしまっている自分に気が付く。現状を嘆きたくなる時がある。
もちろん中学野球の結果が全てじゃない。我がチームの卒団生が高校に進学してビッククラブ出身の選手からレギュラーを奪うこともしばしばある。選手個人を見ればより上のカテゴリーで結果を出す方が良いに決まっている。でも私にだってプライドがあるし勝負事は勝たなきゃ面白くないのは当たり前。東京和泉シニアで勝つことを絶対に諦めたくない。
やっぱり野球が一番楽しい時っていうのは真剣に勝利を目指している時だ。学生野球はどうしても人間教育が求められるから「勝利至上主義」を悪のように言われてしまうことが多いけれど、「負けて良い」なんて状況だったらいくらでも言い訳して逃げることが出来てしまうし、勝利を目指さない者に人間的成長なんて促されない。でもやっぱり人間的成長なくして勝利も掴めない。どんなスポーツでも勝利する為には人間性が問われる。だから表裏一体なんだと私は考えている。
だから東京和泉シニアの選手諸君…、「勝つ為にどうしたら良いか?」を考える習慣性を高めて欲しいな…。