2022年4月29日(金)
オープン戦 対足立シニア。
いやぁ~きつかった(汗)。前日にお客さんを接待していて夜が遅かった上に朝がとてつもなく早かったからとっても睡眠不足。
前日の時点で午後から雨予報になっていたので、足立シニアの監督さんから「試合開始時間を早めましょう」とご提案を頂いた。12時半頃から雨が降り出して、第3試合は4回終了時点で雨天コールドとなってしまった。でも午前中に2試合して、昼から始めた3試合目も何とか途中までやれたので、朝を早めたスケジューリングは功を奏したと言える。選手達にとっては本当に良かった。足立シニアの監督さんには本当に感謝感謝である。でも4月26日で41歳になった俺にはキツイ…、キツ過ぎる…。コーチやってた20代の頃は全然平気だったのになぁ~(笑)。
今日の試合で感じたのはやっぱり「指示待ち」の選手が多いってことかな。1球1球サインを見てくるんだけど、野球が分かってくれば、サインを見るべき場面と見なくて良い場面ていうのが分かるハズ。全員が全球見てくるっていうことはただ出されるサインに対してその通りにプレーをしようとしているだけだから、例えば打席で「この場面は最低限何をしなければいけないのか?」という考えが誰も無いということになる。これだとサイン通りにプレーしようとしても失敗する可能性が高い。まず打席に入る前に自分のここでの役割は一体何なのか、それを頭の中で整理しなくてはいけない。監督が「こう攻めたい」と思って出されるサインと、選手が同じ気持ちでいられるのが理想だけど、少なくとも心の準備が出来ているだけでプレッシャーを抑えることが出来る。「何をしていいのか分からない、どうすればいいか分からない」という心理状態が一番アタフタするしプレッシャーを感じてしまう。反対にやるべきことが分かってさえいれば、意外と緊張せずにプレーすることが出来るものだ。野球は「間」のスポーツだ。打席に入る前、投球前、投球間などなど何もしなくて良い時間がある。攻める時も守る時も一緒だ。その時間は本当に何もしなくて良い訳ではなくて、その時間を有効に使っていかに考えを巡らせ、ネクストプレーを意識し、良い準備が出来るかでプレーの結果が変わってくる。それが分かってくるともっと野球が楽しくなるんだけどなぁ~。
でもなぁ~…、結局そういった指示待ちの選手を育ててしまっているのは私自身てことだよなぁ~(泣)。野球を通じて選手の自主自立を促したいって思ってやっているけど、そういうアプローチもしているつもりだけど、結局そこが一番育っていない感じがする。「中学生には難しい」って言われ続けて来たけど、小学生のチームですら選手一人一人が自立して戦っているチームがちゃんとあるんだから、それこそ指導力ってことだよな…(汗)。はい、これからも勉強勉強(笑)
やっぱり選手一人一人が自分を自己分析出来て、このチームにおける自分の役割って何なのか?じゃあその役割を果たす為には一体どんな毎日を過ごせば良いのか?これを考えられるようにならないと個人は伸びていかないし、チームは強くなれないし、試合で良い結果なんて出せるハズもない。そしてそれこそが社会に出て、組織の中で生き抜く人間力として重要な要素なんだと思う。
「野球は社会の縮図、世界の縮図」と話すのは元日本ハムファイターズ監督、現侍ジャパンの栗山監督だ。本当にその通りだと思う。野球を通じて組織の中で生き抜く力を養えるような、そんな経験を沢山選手達にさせてあげたいから、そういう環境を提供出来るようにこれからも頑張るぞっ!!
でもなるべく寝不足にはなりたくない…