東京和泉シニアの監督になって6年目。今までオープン戦を含めて試合の記録をなるべく自分のパソコンに残し、そして卒団式の時に全てまとめて卒団生に渡してきた。私自身が試合を振り返ることで、今何がチームに足りなくて何を補っていけば良いのか、また私の采配で反省すべき点はどこだったのか、それを確認するにはとても良い時間だった。せっかく残してきたモノだから「選手達のいい想い出にもなるかな」と思い卒団生に渡すようになったのは4年前からだ。ただコーチ時代の12年を含め18年もこの活動に携わっていると、試合の時だけじゃなくて練習中にも色々なドラマがあったことが思い返される。良い日ばかりではない。時には選手を厳しく叱りつけ、「ちょっと言い過ぎたかな…」と家で後悔したこともしばしばある。でもそれも含めてこの活動だ。選手の成長は、試合に勝利した時のみに訪れるモノではない。悔しい敗戦や失敗から学び選手が変わる瞬間も度々目にしてきた。素晴らしいグラウンドに目を輝かる選手、コーチの言葉に「ハッ」とした表情を浮かべる選手、上手くいかなくて不貞腐れた態度をとる選手、出来なかったことが出来るようになった時に見せる充実の表情…、挙げれば切りがない。一度には書き切れないから、これからはなるべくここに残していこうと思う。私は気まぐれだからいつまで続くか、またどれくらいの頻度で書けるか分からないけれど…。今週末から「監督の日記」、はじめてみようと思う。
2022年2月21日