2023年1月4日(水) 

 

 初詣 @大宮八幡宮

 

 明けましておめでとうございます。今年もなるべく週に一度、「監督の日記」で東京和泉シニアの活動の様子、そして私の野球に対する想いを残していければと思うけど…、いつまで続けられるかなぁ~(笑)

 

 今年最初の活動は、毎年恒例の大宮八幡様への初詣である。私は生まれて間もなくこの地に住むこととなり、ここで育ったので初詣と言えば大宮八幡宮だった。だから東京和泉の活動もこの場所から始めたいと毎年思っている。入口に構える赤く大きく立派な鳥居は、今年も変わらぬ姿で私を迎え入れてくれた。

 

 ここ数年で感じていることだが毎年大宮八幡への参拝者が増えていっているように感じる。我々は三が日を過ぎた4日に初詣に訪れたわけだが、それでもお賽銭を投げ入れるまでに並んで待つことになった。確かに三が日、特に元旦は参拝者で長蛇の列をつくり、参道には出店が並んで大きく賑わっているイメージを持っているが、三が日を過ぎた後に並んで参拝する記憶が無い。もちろん、並んで参拝することもまたお正月らしくて風情を感じて良いモノだとも思うようにもなったが、もともとせっかちな性格なのであまり並んで待つのは好きじゃない。どんなに美味しいラーメン屋さんでも、並んで待つくらいなら別の店に行ってしまうくらいだ。

 

 さて、「新年を迎えて気持ち新たに」と言いたいところだが、私には全くそんな気持ちはない。我々は戦いの真っ最中であり、そして最終盤を迎えているのである。秋の大会に敗れて力の無さを痛感し、イチから鍛え直そうと出発したのは約4カ月前。その時に「2月12日の春季東東京支部大会初戦まで約5ヶ月あるから、その期間で勝てるチームに生まれ変わろう」と、春の大会をスタートさせたのだ。そしてその期間の5分の4が過ぎた。残りは5分の1。それが「戦いの真っ最中」、「最終盤」という所以だ。本当のところ、正月休みなど設けている余裕は1ミリも無いのだ。シニアの指導者の正月は夏の大会に敗れた時だ。

 

 「グラウンドに立った時点で勝敗はほぼ決している」という私の持論からすると、その瞬間までに一体何をしてきたのか?ということが全てである。選手達にはそういう意識を持って取り組んで欲しい旨を常に言い続けているつもりだが、果たしてどれくらいの想いを持って日々を過ごしてくれているだろうか?

 

 そういえば今年、私に年賀状を書いてくれた選手がいた。自筆で家の住所と私の名前が書かれ、今年のチームでの活動に対する想いが綴られていた。素直に嬉しかったし、カミさんも「この子偉いね」って褒めていた。今はペーパーレスの時代で「年賀状でのご挨拶をやめます」という連絡も頂くようになった。しかしウチのカミさんは実家が包丁屋さんで、親父さんはもともと刀鍛冶で包丁作りの職人さん。そんな歴史ある職人の家に育てられた娘なものだから、流行りが好きな反面わりと古風なところがあったりもする。今後は時代と共にこういった日本の文化というか風物詩といったものも変化していくと思うが、色んな情報が溢れているこの世の中でも周りに流されず、自分が好きなこと、嫌いなことをしっかりと判断出来る感性は持ち続けていたい。

 

 さあ、大会まで残り一ヶ月。一番寒い季節ではあるが、オープン戦やオーシャン杯といった試合を多く組んでいるので、ぜひ心を熱くしてプレーしてもらいたい。その中で結果を出した選手が公式戦で皆の想いを背負ってプレーする。本格的なレギュラーと背番号争奪大会の始まり始まり~。

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