2023年1月22日(日)
オープン戦 対神奈川綾瀬シニア @東京和泉シニアグラウンド 10対7○
1年ぶりに神奈川綾瀬さんとオープン戦をさせて頂いた。1月第4週目の日曜日ということで昨年と全く同じスケジュール。昨年は1月23日(日)で、今年は1月22日(日)だ。
昨年は神奈川綾瀬さんの選手達の能力の高さに驚かされた。特にバットスイングの力強さと肩の強さが印象に残っている。しかし監督さんにお聞きしたら今は内野だけのグラウンドしかなく、練習場所に困っているとおっしゃられていた。その環境でどうしてこんなに強いのですか?と尋ねたところ、笑いながら答えて下さった。
「内野しかないから練習はひたすら投内連携です。特に秋は投内連携で勝ち負けだと思うので、攻撃ではバントと走塁で相手を崩して、守りでは崩されないようにすれば自然と勝利が近づいてくる。バッティングは平日に鳥カゴの中でひたすら打ち込み。そんな1週間を過ごしています」と。
事実、昨年のオープン戦では我がチームがバントと走塁で崩され大敗を喫した。その試合から学び、投内連携時のノックの打ち方を変えて1年間練習を重ねてきた。私としては勝手に「投内連携のリベンジ」と思っていた。
初回にセーフティスクイズで先制。2回に逆転を許したものの、3回にもやはりバントでエラーを誘って大量点を奪い10対7で勝利した。後半に失点を重ねて追い上げられはしたが、試合を通してバント処理のミスは無かったと思う。だからリベンジ成功(笑)。もっとも、点差が開いたことで相手チームがバントを試みるケースが減ったということもあるが…。
大橋がサードらしくなってきた。ガリガリ君ソーダ味のくせに。バントに対する守備においてサードは重要な役割を担う。ただ中学生では3年生くらいになってこないとまず肩の強さが間に合わない。そして転がったボールに対してある程度のダッシュ力も無いとファーストでアウトに出来ない。もともと足が速くて肩が強い選手なら率なくこなせると思うが、早熟じゃない中学生の場合、身体が成長してこないと対応が出来ない。ここへきてようやく大橋に中学硬式野球でサードを守れるだけのフィジカルと技術が備わってきた感じ。きっと今なら昨夏に北海道でアウトに出来なかったセーフティバントをアウトに出来ると思う。
昨年は神奈川綾瀬さんにフィジカル的にも圧倒された感じがあったが、今年は引けを取らなかったと思う。秋から冬にかけて鍛えてきたことがちゃんと身になっている。アウトになりもしたが3試合を通じて2盗は相当仕掛けたと思う。仕掛けようと思えるくらい皆の走力が上がっているということ。大橋の例も含めて肩も強くなっているから送球も安定してきている。捕球ミスがあっても送球でカバーしてアウトをとった場面もいくつかあった。「フィジカルが強くなればプレーの質が上がる」ということを選手達も実感して欲しい。毎週毎週地味なトレーニングを繰り返していることに対しての理解も深まるハズだ。トレーニングして、沢山飯食って、沢山寝れば、野球は勝手に上手くなる。神奈川綾瀬さんクラスのチームに曲がりなりにも勝利出来るだけの力が付いたというところには、是非自信を持って欲しい。
でもやはり神奈川綾瀬さんの投内連携の上手さを実感する場面もあった。ランナー1・3塁で1塁走者が盗塁してきた時のショートセカンドの動き、キャッチャーの送球の安定により2つアウトをとられた。中学生で1・3塁の盗塁をアウトに出来る内野陣は珍しい。相当繰り返し練習をしているのだろうと思ったし、良いところは是非学んで吸収したい。
今週も体験生が9名来てくれた。神奈川綾瀬さんの田中監督にお願いして2試合目には少しずつ起用させてもらった。みんないい選手だったなぁ~。もう中学生と遜色なくプレー出来ていて、「すぐにでも我がチームに入団して欲しい」って思った。体験に来た子達がみんな「東京和泉で野球やりたい」って思ってもらえるような魅力的なチームになるように、これからも精一杯活動していきたいと思う。
来週は3年ぶりのオーシャン杯。コロナ渦の影響もあり宿泊を伴うため2年連続で中止になっていた。公式戦のユニフォームを着て戦える良い機会で、試合前の動き、準備も含めて春の大会の良いデモンストレーションになる。良い結果を出して勢いをつけたい。でも寒いんだよなぁ~(泣)。選手達には寒さを吹き飛ばす熱い試合を見せて欲しいっ!!