2024年9月16日(月)
オープン戦 対東練馬武蔵シニア 1対6 ● @東練馬シニアG
「残暑厳しい」どころではない。猛烈な暑さ。もういい加減にしてくれ。9月第3週だぞ。暑いのはマジで嫌い。でも三連休最終日16日(月)は雨予報も出ていた中、結局雨に降られることはなく、3日間しっかりと活動出来たことは良かった。
先週の敗者復活1回戦練馬中央シニア戦で敗れた後、午後に練馬中央シニアさんのグラウンドにお邪魔してオープン戦をさせて頂いた。その際に「来週日曜日、練馬中央さんが敗者復活2回戦を戦っている間、午前中グラウンドをお借り出来ないか?」と野末監督にご相談したところ、快く引き受けて下さった。さらに12日(木)の晩には東練馬シニアの関事務局長さんからご連絡頂き、オープン戦のご依頼を頂いた。同じ城北ブロックのチームの方々の温かさが嬉しくて、今後もお互い助け合って活動していきたいと心から想った。
この度、オープン戦をさせて頂いたのは東練馬武蔵シニアさん。東練馬シニアさんのセカンドチームである。そうでいながら15日(日)の代表決定戦に勝利して秋季関東大会出場を決めた。今秋の東東京支部大会ベスト4は東練馬シニア、東練馬武蔵シニア、世田谷西シニア、世田谷西TCシニアとなった。つまんねえ~。勝手に紅白戦やっとけ(笑)。でも本当に「つまんねえ」と思っているのは東練馬さんであり世田谷西さんだろう。ウチを含めてその他のチームは「一体何をやっているんだ?」と思われているだろうな。多くの部員が集まることもそうだし、その集まった部員たちをちゃんと育成するのも、どちらもチームとしての組織力だ。
「能力の高い選手が集まっているから強いのだ」と妬み僻みを言う人が多いけれど、継続的に選手が集まるような組織でい続けること、毎年結果を出して組織を正のスパイラルに回し続けるのも、決して簡単なことではない。我々はビッククラブから学ばなければならないことは沢山あると思う。久しぶりに東練馬さんとオープン戦の機会を頂いたので、現在東練馬さんは選手育成をどのように行っているのか、今年の東練馬武蔵さんで監督を務める山口さんとお話しするのは初めてだったが、沢山質問をさせて頂いた。社会人野球の名門であるJR東日本出身の方とあって、やはりしっかりとした理論をお持ちだった。こういう方の指導を受けていたら、セカンドチームの選手の能力でもベスト4になっていておかしくないなと思わされた。
一番印象に残った言葉は「ボール球を振らない」だった。当たり前のことだけど、我がチームはその点にフォーカスしていない。どちらかと言うと「振ること」を正義としている。多少ボール球でもスイングしていくことはOKとまで言っている。それは選手が迷わないようにする為だったが、山口さんの理論は一歩先をいっていた。「もちろん打ちにいくことが基本。目指しているのは『打ちにいって見逃す』です」と仰った。「フォアボールがとれればヒットと同じでしょ。でもフォアボールをとることはもしかしたらヒットを打つことよりも難しいかも知れない。それくらいボール球を振らないこと、フォアボールを選ぶことの価値をチーム内で高めている」とのこと。これはちょっと我がチームにも取り入れたいと思った。
2試合のオープン戦終了後、東練馬武蔵シニアさんと合同でバッティング練習をさせて頂いた。その中で1班だけ打撃投手を投げてみた。そうしたら東練馬さんの選手達はやはりボール球を振らない。際どいコースも打ちに来ない。練習から意識していることを強く感じた。反対に我がチームの選手達は多少のボール球は振りに来る。当たり前だ。そういう風に教えているのだから。でもやっぱりボール球を打つと凡打になる。ストライクを打った方が圧倒的にヒットになる確率は高い。この差は大きいなと思った。
やっぱり強いチームには強いチームである理由がある。同じ城北ブロックで、こんなに近しい関係のチームがあるのだから、もっともっと懐に飛び込んでいって学ぶべきだなと改めて思った。
そういえば偶然に(株)ドームに勤める榎本が、アンダーアーマーの商品を売りに東練馬シニアさんのグラウンドを訪れていて久しぶりに会うことが出来た。先日行った東京和泉シニア応援ゴルフコンペの商品も、毎年安く提供してくれているし、年末の納会での子供達へのプレゼントも彼が手配してくれているモノが多い。榎本は東京和泉シニア12期生OBで工藤コーチの1つ下。東京和泉シニア時代は4番打者として活躍し高校は専大付属に進学。高校3年時に出場した西東京大会ではベスト8に進出し、神宮球場で行われた日大三校との準々決勝ではホームランも放っている。惜しくも甲子園出場はならなかったものの、その後は東北福祉大学に進学し大学野球の名門校で4年間研鑽を積んだ。
彼のようなOBが社会で活躍していて、その力を我がチームに還元してくれていること、本当に嬉しく思うしまさにチームが活動している意味だと思う。社会に貢献できる人間を輩出していけるように、これからも東京和泉シニアの活動を頑張っていこうと思わされた。