2024年9月8日(日)
秋季東東京支部大会敗者復活1回戦 対練馬中央シニア 1対3 ● @豊島シニアG
連敗…(泣)
秋に1勝も出来なかったのは2021年以来か…。6月頭に新チームをスタートした時に、もしかしたら秋は1勝も出来ないんじゃないか?と覚悟はしたけど、それが現実になってしまった。たった3ヶ月でチームは急成長を遂げていたから、何とかまず一つ勝たせてあげたかったのだけど、全ては私の力不足だ。真夏の炎天下のなかチームの為に力を尽くしてくれたチームスタッフやご父兄の皆様には、勝利という結果で恩返しがしたかったのに申し訳ない気持ちでいっぱいだ。
私の肝っ玉の小ささというか、思い切れなかった采配がチームを勝利に導けなかった原因と思う。もともとこの秋の段階では「得点能力が低い」と分かっていたので、打撃を「待つ」だけではなかなか得点出来ないと思い、オープン戦の時から意図的に盗塁を増やしたり「動かす」ことによって相手のミスを誘う狙いで攻撃をつくってきたハズだった。しかし結果的には2試合ともなかなか動けなかった。大抵が選手任せになってしまってもっとベンチ側が責任を負ってあげるようにしてあげれば良かった。どうせ待っていたって得点出来ないのだから、「ダメ元で勝負に出る」という決断をもっとしないといけなかった。
この夏休みは「守備」を重点的に強化してきた。「ピッチャーを中心にまずゲームをつくれるようになろう」という想いで時間を割いてきた。この度のゲームでは試合を通して四死球1、失策2という内容で、秋の段階としては素晴らしい内容だったと思う。他にバントと分かっているのにポジショニングが変わっておらず打者走者も生かしてしまったり、絶対に追加点を許してはいけない場面での外野手の後逸など、記録に残らない失策はあったものの、この秋の段階ではそこまでパーフェクトに求めていない。新チームがスタートした時点のことを考えれば、選手達は想像以上のゲームを演じてくれたというのが正直な気持ちだ。
つまり、私がこの秋の段階で求めることを選手達はちゃんと遂行したのに勝利できなかったということになる。負けたのは私の責任以外何物でもない。選手達に本当に申し訳ないことをしたと思う。でもだからこそリベンジする気満々だ。私は根っからの負けず嫌いなので何が何でも強いチームをつくる。
課題は意外と明確だ。何よりも得点能力が乏しい。攻撃の目的が出塁、進塁、生還だとするなら、どの能力も足りていない。打力も走力も、進塁する手段も何も持ち合わせていない。だからそこを来年2025年の2月16日までの5ヶ月間で養っていく。もちろん守備の部分も最低限のベースをつくれただけなのでより精度を高め確かなものにしていく。例年に比べて投手力が充実しているから野手が育ちやすい環境がある。この秋はほぼサヤに頼るカタチになってしまったが、ワカやセイジにもポテンシャルはある。今年の3年生のように2枚3枚のリレーを確立させることが出来れば、春・夏は面白い。逆にそこが一番重要。サヤの次のピッチャーが育って来なければ来年のリベンジは果たせない。
「負け」から学ぶことは確かにあるが、「勝つ」ことによって自信を深めチームが強化されていく道を進みたかったのが本音だ。でも過去に戻ることは出来ない。どのチームよりも短い秋になってしまった現実を受け止め、次に向かって歩き出さなければならない。まだ今後大会を戦うチームは公式戦の経験を経て成長していく。その道を進むチームよりもさらに大きな成長を遂げられるような毎日を過ごさなければならない。同じかそれ以下の伸びシロでは一生追いつけないし、追い越さないと春夏の勝利は無いのだから。
でも選手達の今年の活動目的が二つあって、その一つが「下手くそって言ってきたヤツを見返す」である。来春夏にその目的を果たすにはこれ以上ないシチュエーションになったと言える。