2024年10月6日(日)

 

 オープン戦 対豊島シニア 7対5 〇 @豊島シニアG

 

 久しぶりに勝ったな。たかだかオープン戦。しかもお互い再来週から始まる1年生大会に向けての準備の為、上の学年で主力を張る選手であっても、1年生同士の試合に出場させることとしたので、全力の布陣同士の試合でもない。それでもやはり試合に勝利するというのは嬉しい。2年生だけの布陣で勝利したのは、28期生は初めてだったのではないか?

 

 先制点をもたらした初回のフクちゃんのタイムリー。2回にはキリッとしたヤツのラッキーな2塁打からタベシの送りバントでエラーを誘い、パスボールなどもあって2点を加えた。秋季東東京支部大会では全然打てなかったが、2年生は少しずつバットが振れはじめてきたし、3盗も積極的に試みて成功させていた。中学野球らしい攻めを展開出来ていた。

 

 4回にエラーが重なり3失点し同点とされてしまったが、後半に追加点を奪って逃げ切った。まだまだ課題は多いしお世辞にもレベルの高い試合とは言えないが、エラーばかりでゲームを壊していた1年生時の様子を振り返れば、だいぶ成長しているなと感じる。2年生はまだまだ伸びシロがあると思う。だからもっともっと貪欲に「上手くなりたい」と思って毎日を過ごして欲しいなと思う。

 

 「上手くなりたい」という欲が出てきた選手が少しずつ増えてきたように感じてはいるのだけれど、でも私に言わせればその情熱はまだまだ足りない。目標も目的も彼らの中では「仮」になっているように見える。「本気になる」って確かに「言うは易しするは難し」で大変なことではあるのだけれど、本気になりさえすればいくらでも世界を変えられるということを知っているから、だから歯痒くなってしまうところはある。選手達をそういうモチベーションにしてあげることが出来ていない自分の無能さにも絶望する。やっぱり本気でやると何でも面白いから、そういう感覚の世界に選手達を導いてあげたいって想うのだけれど、どうしたら伝わるのかなぁ~。2年生が本気になったら、下の学年にレギュラーを奪われることなんて無いハズなんだけどな…。

 

 1年生はさすがの試合展開だったな。上の学年の試合で経験している選手が多いから、試合慣れしているのもあるし、相手投手のボールに負けずに打ち返す力がある。でもだからと言って公式戦に勝てるかどうかは分からない。来週から始まる1年生大会の初戦は江東シニアさんに決まった。私の見立てでは「五分」…、な気がする(笑)。互角の試合をして、良い緊張感を持って戦い、そして勝ってまた次の試合も出来るように頑張って欲しい。緊張感のあるゲームで勝ち切らないと本当の力がついてこない。そういう経験が必ず来春・夏の大会にも生きてくる。

 

 確かに負けて学ぶこともある。だけどやっぱりチームが強くなっていくにはゲームに勝っていかないといけない。小さな成功体験を積み重ねていけば自信もつくし余裕を持ってプレー出来るようになる。緊張はやはり「不安」だからするものだと私は思っている。そしてその不安は「自分がどうしたら良いか分からない」と大きくなる。やはり沢山経験を積んで、「こういう時はこうする」とか、「あっ、多分相手チームは次こういう風に攻めてくるな」とか、予測が立つと準備もしやすく、対処に集中出来るから緊張をある程度抑えることが出来る。「精神的に強い」と言われる選手は、失敗しながらも良いプレーをした経験、ゲームに勝利した経験を数多く積み重ねた者のことだと私は思っている。今夏の3年生の戦いぶりを見てメンタルトレーニングの重要性を感じたので、今後も我がチームでは継続していくが、でも経験に勝るものは無いのではないだろうか。

 

 「勝利の味」は同時に「負ける悔しさ」も教えてくれる。勝利した時の喜びや嬉しさの経験が少ないチームは、負けてもあまりショックを感じない。負けることに悔しさを感じられないチームは問題点を改善しようと努力することにモチベーションが上がらない。反対に勝利の経験が多いチームはその喜びを知っているからこそ、負けることに対する悔しさを感じ、より強くなることにさらにエネルギーを注ぐようになる。勝者と敗者、強くなっていくのは勝者の方だと思う。だからこそ、オープン戦といえども「勝利」という経験を積み重ねていきたい。

 

 今週は忙しかったな。日中は仕事で、夜も飲みのお付き合いがあった。プライベートでも飲みに誘われて一週間寝不足だった。プライベートの飲みの誘いは大学の野球部の後輩からだった。3つ下の後輩が2人。2つ下の後輩が1人。当時の大学野球の先輩後輩の関係を考えると、2つ以上歳の離れた先輩には相当気を遣うので本来なら飲みの席になど誘いたくないものだが、お誘い頂けて光栄だった。3つ下の後輩2人とは大学卒業以来の再会だったのでおよそ20年ぶり。1人は神奈川の桐蔭学園、もう1人は愛知の東邦高校出身。どちらも野球エリートだったのだが、今となっては2人とも社長さんで会社経営をしていた。2つ下の後輩は整骨院の院長で我がチームの選手のカラダも診てもらっている。

 

 3人とも凄いな~。俺みたいなただの雇われクズサラリーマンとは訳が違う(笑)。でも何か…、だからと言ってその後輩達に負けているとか、そんな感情にはならなかったな。自分の生きてきた卒業後の20年にも自信があるというか、誇りを持てているというか…。何も取り繕うことなく素の自分で話せていたと思う。そうさせてくれているのは東京和泉シニアなのかもな。
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