2023年5月3日(水) 練習 @坂東G
2023年5月4日(木) 練習 @秋ヶ瀬G → 決起会 @カラオケパセラ新宿本店
2023年5月5日(金) 夏季関東大会抽選会・指導者講習会 @タワーホール船堀
2023年5月6日(土) 練習 @秋ヶ瀬G
2023年5月7日(日) 夏季関東大会1回戦 雨の為順延 活動中止
2023年のゴールデンウィークもほぼ野球漬けの日々だった。小学校2年生(8歳)からこの生活が続いているから、皆が旅行に行ったり休暇を楽しむ話しを聞いてももう羨ましく思ったりすることも無くなった。「中学生と共に大好きな野球が出来ていた方が幸せだ」と思えるほど感覚が麻痺している(笑)。しかし先週30日(日)に引き続き天候に悩まされるゴールデンウィークだった。3日と4日はある程度思っていたように活動出来たが、6日は強風が吹き荒れその影響で度々舞う砂埃もあって、大会前の怪我が心配にもなり練習メニューを全て消化し切れなかった。7日は予定されていた夏季関東大会が雨のため順延となり、私の感覚では思い描いていた予定の3分の2ほどしか活動出来なかった印象だ。
3日はまた坂東で紅白戦を実施した。7日に夏季関東大会1回戦を控えていたから、より力のある相手と、しかも公式戦のユニフォームを着て緊張感を持って実戦感覚を養いたかった。18期生OBで二松学舎大学付属高校野球部出身の横張(22)が手伝いに来てくれて、また高岡コーチ(26)(成立学園)に先発投手を務めてもらい、サードには櫻井コーチ(25)(日大三)、そして9番にはDHで井上コーチ(32)(関東学園大学)に入ってもらった。みんな若くてまだまだ動けるしなかなか中学生は苦労する相手だ。そのOBとコーチ陣にそれぞれ力を発揮され、4対7で敗れてしまったが、雨の影響で多くのオープン戦が中止になってしまって不足していた実戦感覚を埋めることが出来た。とても良い時間だったと思う。
4日は午前中に秋ヶ瀬で練習をし、17時半からカラオケパセラ新宿本店のパーティールームにて決起会を行った。選手、スタッフ、そして親御さんを含めた総勢100名が集まり、夏の大会へ向けて結束を強めた。場所を探してくれて下見まで行ってくれた高岡姉さんには感謝しかない。「決起会」は私が監督になってから毎年開催してきた(コロナ渦だった2020年と2021年は除く)。最初はバーベキューだったけど、準備や片付けをするのは事務局と親御さんになってしまうし、皆が楽しめないっていうことでその後はどこかのお店で行うことにした。ところがそんなに大勢の人が入れる箱もなかなか無く、選手とスタッフと数名の親御さんのみとか、参加者を限定して行う年もあった。ただ三位一体の活動を目指している私としては、やっぱり選手とスタッフ、そして親御さんも含めてみんな同じ空間で共有する時間をつくりたくて、昨年から高岡姉さんに無理を言っている。1年生とそのご父兄の皆さんは、初めて訪れたチームのイベントがこの決起会だったから、「派手だなぁ」と驚かれた人もいたかも知れないが、そんな経緯があったことを知っておいて頂けたらと思う。
毎年決起会の中で夏の大会の背番号を授与することとしている。「授与」なんて言うと少し大袈裟かもしれないが、私の想いを一人一人に一言ずつ添えながら「頑張って欲しい」という願いを込めて渡すようにしている。この「夏の大会の背番号を決める」ということが監督業の中で一番嫌な作業だ。まだ我がチームは人数が少なく2・3年の2学年を併せてもベンチ入り定員の25名を越えないから、そこで悩むことが無いのが唯一の救いだ。でもやっぱり誰だって一桁の背番号を背負ってプレーしたいし、それを目指して頑張ってきた選手とそしてその親御さん達がいる。きっと結果が出なくて苦しんでいる我が子の姿を見て胸を痛める時期があったお父さんお母さんもいただろうし、家族みんなで苦難を乗り越えながら最後の夏を迎えようとしているハズである。当たり前だけど簡単には決められない。一人一人の顔を思い浮かべながら、熟考に熟考を重ね、コーチ陣とも相談しながら決定している。
チームによっては入団した順で背番号を決めているチームもあるし、チームメイト全員に高校進学のチャンスを平等に与えるべくポジション無関係に背番号をシャッフルしているチームもある。「大概一桁の背番号をつけている選手から先に見られてしまうから」というのが理由だそうだ。他チームから学ぶことも沢山ある。だけど私は夏の大会の背番号はどうしてもそういう位置づけには出来ない。やっぱり背番号はそうやって監督から与えられるモノではなくて「選手自らが勝ち取るモノ、奪い取るモノ」という意識が根底にあるからである。
今回利用したカラオケパセラ新宿本店のパーティルームには20代の頃に結婚式の2次会で2度ほど訪れたことがあったが、そこにはステージがあって一人ずつ呼んで壇上に上がってもらいそこで背番号を渡した。思い返せばコロナ渦だった2020年の背番号授与は、部屋内で皆が集まることなど許されるハズもなく、さらには公共の施設の貸し出しが禁止されていたからグラウンドですらもなかった。公園の空き地で手渡すこととなったのだ。それに比べたらそれなりの場所で、そして全学年の選手とそしてその親御さん達の前で私の想いを伝えながら渡すことが出来たのだから、3年生に対して失礼はなかっただろうと思っている。今後も中学生の感性を豊かに出来るような環境を提供していけるように全力を尽くしていく所存だ。
5日は選手達の活動は休みにして私と高岡姉さんとキャプテンである加納で、タワーホール船堀にて行われた夏季関東大会抽選会及び指導者講習会に出席した。初戦の相手は瑞穂シニアさんに決定した。毎年関東大会、そして全国大会といった上部大会に出場している西東京支部の名門チームだ。有名どころでいくと阪神タイガースで長らくプレーしていた鳥谷選手などをOBとして輩出している。しかしなんとまあ、本当にウチはクジ運が強いなぁ~(笑)。毎年1回戦・2回戦で強いチームと当たるなぁ~(汗)。もちろん大会はトーナメントだから目標達成の為にはどこかで強いチームを倒さないといけないわけだし、よく「先に当たるか後に当たるかだけだ」って言うけど、こうも毎年毎年強いチームばかりだと嘆きたくなってくる(笑)。俺かなぁ、呼び寄せてるの(笑)。でももともと我がチームはチャレンジャーだから、強いチームにチャレンジ精神で挑めるのはメンタル的には組みやすい。思い切ってやるだけだっ!頑張るぞっ!!
その後の指導者講習会は今年も勉強になることが多かった。本当はこれはコーチ陣にも聞いてもらいたい内容だよな。私としてはいつも本を読んで学んでいるような内容がほとんどで、「ふむふむそうだよな」って納得しながら聞くことが出来たけど、チーム内でも水平展開して共有しながら今後の活動に役立てていきたい。
7日は雨で夏季関東大会1回戦が順延となった。怪我人もいたことから我がチームにとっては「恵みの雨」と思えた。ゴールデンウィークで連日活動していたこともあって活動自体中止とした。私自身も束の間の休日を家族と過ごすことが出来た。5歳の息子と区民プールに出かけたが、プールに入ったのなんて一体何年ぶりだっただろう…。何度も何度も潜って泳いでを繰り返す息子と水中で向き合ったら、この世の者とは思えないくらい可愛い笑顔で私のことを見てくれた。私の2023年ゴールデンウィーク最高の思い出となった。