2023年6月4日(日)

 

 オープン戦 対千葉北シニア 5対0〇 @千葉北シニアグラウンド

 

 初めて千葉北さんに勝ったかも…。

 

 初めて対戦したのは7期生の夏の大会だったかな…。8期生の井上コーチが2年生として3年生の試合に出場していたような…、だから約18年前か…、途方もないな(笑)。2対7とかそんなスコアで敗退したと記憶している。千葉北さんには130kmを超えると当時ウワサになっていた投手を擁していたような…。もう記憶が定かではない。

 

 それから公式戦で対戦することも無かったし、お互いオープン戦をする付き合いも無かった。6年前のオーシャン杯で久しぶりに対戦することになり、そこで交流を深めてそれからは毎年のようにオープン戦を組んで下さっている。ウチのような弱小チームが千葉北さんのような強豪チームに試合をして頂けるのは光栄なことだ。須田監督と山本事務局長にはいつも気にかけて頂いて感謝感謝である。

 

 オーシャン杯での対戦(2017年 0対5、2019年 0対2)も含め、その後のオープン戦でも勝ったことが無かった。毎年力のあるチームを作っているところには感服する。平日練習もこなしているというから選手達の意識レベルはもちろんのこと、指導者スタッフやご父兄の努力も大変なものだと思う。

 

 でもこの度のオープン戦は勝利することが出来た。まだお互い新チームをスタートさせたばかりでチームが出来ていない時の対戦だから、これが3ヶ月経って秋の公式戦で対戦となったらまた違った結果になるのかも分からないが、それでも負けるより勝った方が嬉しいし、26期生チームが早くも東京和泉シニアの歴史に一つ名を残したことになる(笑)

 

 そうなった要因は明白で、単純に守備のミスが少なかったからである。投手の四死球が3、失策が1で7イニングをまとめた。先発投手のチャプチェがゲームをつくったことが全てだが、でもまだまだムダ球が多くボール先行のピッチングだった。高めのボール球を打ってもらって助かったところが多かった。フライアウトが多く内野ゴロの処理が少なかったのも守りやすくさせた要因の一つだ。初回、先頭のショート後方のフライをアウトに出来なかったことも大いに反省しなければならない。強いチームとの公式戦だったら次打者の初球に走られて簡単に無死2塁をつくられる。2番打者にセーフティ気味にバントを転がされ、ファーストへ悪送球してパニックに陥る。これで大量失点になる。

 

 先々週、江東さんとのオープン戦の際、「とにかく失点を少なくするチームを目指そう」と言った。バッテリーを中心とした確かな守備力を持ったチームになろうと。それは25期生チームが新チームをスタートさせる時にも話していたが、結局はそういうチームになり切れなかった。先月戦った2023年夏季関東大会1回戦対瑞穂戦は初回に8失点。2022年夏季関東大会1回戦対静岡蒲原戦は3回までに6失点(2回に5失点)。2021年東東京支部大会準決勝対東練馬戦も初回に6失点。3年続けて負けたゲームはいつも立上りに大量失点して序盤でゲームを決められてしまっている。

 

 チカラのあるチームを相手にしても失点を少なく出来れば勝負になるが、失点が多いと攻め方も限られてしまい野球にならない。過去3年の反省を生かして選手へのアプローチの仕方から、練習内容、そして年間のスケジュール組まで再考している最中だ。

 

 野球において「点をとる」ということは実はとても難しい。打率というのは3割打てば好打者で、打席に立てば7回以上は失敗する計算になる。しかもいくら打っても走者が本塁へ生還しなければ得点にならない。だからやはり失点すると勝利する確率が格段に下がる。ただ「点をとられないようにする」ことも同様に難しいから、失点しなければそのうち「点をもらう」ことが出来る。

 

 「点をあげない」ように我慢して守れば、そのうち「点をもらえて」結果勝利出来るというわけだ。それは小学生、中学生、高校生、大学生、社会人、プロとどのカテゴリーでも総じて同じで、「勝つ方が何か特別なことをするわけじゃなく、負ける方が勝手に潰れていくだけ」と私は常々思っている。この度の千葉北さんとのオープン戦での勝利はそれを象徴しているようなゲームだった。選手達には良いモデルを体験出来たと思って来週にまた繋げて欲しい。

 

 先週2日金曜日に台風の影響で大雨が降り、土曜日はグラウンドが水没状態で「明日の試合は厳しいかも」と須田監督からラインを頂いた。でも一生懸命グラウンド整備して下さったようで、日曜日は何も問題なく試合をさせて頂くことが出来た。土曜日はその降雨の影響で秋ヶ瀬グラウンドが使用不可となり活動中止となってしまっていた為、この度オープン戦をさせて頂けたことは本当に有難かった。朝も温かく迎え入れて頂き、須田監督さんから色々なお話しをお聞きして情報交換もさせて頂いた。試合中、試合間のテンポも速くて2年生1試合、3年生1試合、1年生2試合の計4試合をこなせた。試合での経験はかけがえのないものだ。千葉北さんと交流出来るようになって本当に良かった。ありがとうございました。今後とも宜しくお願い致します。

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