2023年6月11日(日)

 

 オープン戦 対東京神宮シニア(降雨のため中止(泣))

 →ミーティング @永福地域センター

 

 水曜日は先週の大雨の影響で和田堀グラウンドが使用不可、土曜日は私が仕事だったので練習はコーチ陣に任せた。そして日曜日はまた降雨のため予定していた東京神宮さんとのオープン戦を中止にせざるを得なかった。1週間まるまるグラウンドに出なかったのは久しぶりだ。梅雨時期は雨の影響で試合や練習が中止になってしまうことが多い。また私の勤める会社は6月に社内行事があったりして私自身が東京和泉の活動を休まなくてはならない日も多い。夏季東東京支部大会初戦は6月18日に予定されていたが、その雨の影響もあって一週延期。秋季東東京支部大会まではあと2ヶ月強。3年生にとっては最後の大会になるし、1~2年生にとっては最初の勝負になる。どちらもその時まで大切に時を過ごして欲しい。

 

 ここ数年は1年に1回は東京神宮さんとオープン戦をさせて頂いている。関東屈指の強豪チームである東京神宮シニアさんと試合をすることで選手達が何かを学んで欲しいということはもちろんだが、東京神宮さんの指導者スタッフが皆ヤクルトスワローズ出身の元プロ野球選手であることから、私自身も色々学びたくて毎年オープン戦をお願いしている。今年もチャンスがあれば我がチームの選手もご指導して頂こうかと想っていたので、この度中止になってしまったのは本当に残念だった。

 

 朝5時前に起床して窓の外を見た。雨が降っている。いつものようにスマホでヤフー天気とウェザーニュースをチェック。どちらの1時間毎の予報を見ても1日中「傘マーク」になっている。しかしウェザーニュースの雨雲レーダーだけは「11時過ぎに雨があがります」とある。「グラウンド整備をすることを考えてもオープン戦は中止で仕方がないにしても、坂東で午後から練習は出来るんじゃないか?」また私の果てしない葛藤が始まった。とりあえず東京神宮の鍋屋さんに中止連絡を済ませ、しばらく考えたが坂東まで行って結局雨に降られて全く練習出来なかった場合のリスクを鑑みて、ミーティングを行うこととした。3年生は中学生活で最も大切な期末試験を控えているので休み。1~2年生だけで午前中のみ指導者スタッフと共に永福地域センターに集まった。

 

 前半は毎年話している「良い選手になる為の三角形」と題したちょっとした栄養学の話しと、それから「熱中症」の基礎知識について講義を行った。2年生は昨年も聞いている内容なので二度目になってしまうが、特に熱中症についてはこれからの季節で自分の命を守る為の知識だから、耳にタコが出来るまで話し続けていきたいと思っている。

 

 後半は大谷翔平選手が実践したことで有名になった「81マスの目標達成シート(マンダラチャート)」を、3班に分かれてグループ討議にて作成してもらった。テーマは「チーム目標達成の為に必要なこと」である。各班完成までに1時間を要したが、それでもみんな真剣に考えてくれた様子で、どの班も立派な仕上がりだった。

 

 この活動の目的はいわゆる「目線合わせ」である。先月に行われた夏季関東大会に敗れて新チームスタートとなった時点でチーム目標を定めたが、その目標とは一体どんな意味合いを持つのか、その目標を定めた目的は一体何なのか、またその目標達成の為にはどんなことが必要なのか…、2年生はある程度イメージが湧くと思うが、1年生にはまだ難しいと思っていた。チーム全体の足並みを揃えなければ団結力は生まれないし、それに今年は2年生が9人、1年生16人というチーム構成だから、1年生が戦力にならないとチームにならない。入団してまだわずか2ヶ月経ったくらいで2年生と同じ意識レベルで毎日を過ごすと言っても難しいのは百も承知だが、目的意識の無い練習、ひいては目的意識の無い日常を過ごしてしまっていては勿体ない。そういった意味でどこかでちゃんと時間をとって1年生の意識レベルを刺激する機会をつくりたいとは思っていた。雨が降って東京神宮さんとのオープン戦が中止になり、さらには午後には雨が上がっていたので「やっぱり坂東で練習出来たんじゃないか?」という後悔の念もあったが、これからのことを考えればグラウンドに出るよりも意義のある時間に出来たのではないかと思う。

 

 ミーティングの締めはそのベクトルを個人に向けた話をした。チーム目標達成の為に「自分はどのような役割を担わなければならないのか?」「その為にはどのような毎日を過ごさなければならないのか?」「最終的に自分はどうなりたいのか?」を各個人で明確に出来るように考えて欲しいと。憧れのプロ野球選手がいて、「こうなりたい」と想うならどんどん真似すればいい。自分の中で「こうなりたい」というゴールがハッキリ見えていないと、途中の道もどこを歩けば良いのかも分からないし、我々指導者もどこを指して導いていけば良いのかも分からなくなってしまう。だからこれから「どんどん質問する」と言った。そして「それに本音で答えて欲しい」と。「監督コーチによく思われようと思って模範解答を言おうとしなくて良い」と。沢山コミュニケーションをとっていいチームにしていきたい。そして負けない強いチームになって欲しい。

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