2023年6月25日(日)

 

 夏季東東京支部大会1回戦 対東京神宮シニア 0対4● @練馬区営G

 

 夏季東東京支部大会1回戦を練馬区営Gにて東京神宮シニアさんを相手に戦った。結果は0対4で敗戦。25期生がメインとなっての活動はこの日をもって終わりを告げた。毎年この大会はなるべく3年生だけで試合するようにしている。夏季関東大会まで下級生にレギュラーを奪われてしまっていた選手に公式戦でプレーする楽しさを感じて欲しいからだ。もともと25期生は9名しかいない上にオサフが怪我明けだったので、スターティングメンバーとしては全てのポジションを3年生で埋められず2年生に力を借りた。ただ3年生は立派に戦って確かな成長の証を示せていたと思う。

 

 東京神宮さんの3年生は1年生時に1年生大会で優勝している。もしその時試合をしていたらコールド負けだったのではないか?この試合でも目を覆いたくなるようなミスも出てしまってもいたが、随所に中学3年生らしい力強いプレーも見られた。シュガニキが見逃し三振を奪ったアウトローのストレート、イッセイのタイムリー未遂に終わったレフト前、オサフのドラマ的1イニング、キヨトのレフト前、ガリガリ君ソーダ味のスライダーなどなど…

 

 みんなゆっくりではあるけれど、身体の成長に伴い徐々に力が付いてきて出来るプレーが増えてきている。本当に「この子達はこれからなんだな」と思わされた。ただこの言葉は監督として勝てていないことを正当化することになり兼ねないので、簡単に口にしちゃいけないことも重々承知している。もしそう思うなら、この子達の成長を1カ月でも2カ月でも早くすることは出来なかったのか?を考えなくてはいけない。

 

 残念だったこと、そして私自身が大いに反省したことを1点あげるとすれば、朝のアップ開始を父母会長の一声で選手達が動き出したこと。その時7時30分。ベンチ入りは8時と決まっていて、7時にグラウンド集合としていた。7時15分にはほぼ道具の整理は終わっていて皆がどう準備するのかをジッと見ていたが、クーラーボックスの上に座りお話しをしているだけ。これから公式戦を戦うという時に、誰からも指示されなければ動けない。勝つ為に、試合で良いパフォーマンスを発揮する為にどうしなければならないのかを自ら考えて行動出来ない。やはりこれでは勝てない。

 

 同時にこの集団をつくってしまっているのは私自身であると思わされた。3年生の最後の大会を迎える時にこの状態では、私が目指していることが果たせていないということになる。もっともっと選手達へのアプローチの仕方、親御さんのグラウンドでの関わり方など、見直さなければならないことがきっと沢山あって、コーチ陣と相談しながら今後も3年生が成長していくお手伝いが出来ればと思う。

 

 午後はガリガリ君ソーダ味と共にとある高校の見学に行った。良い機会だと思ってそこに井上コーチにも帯同してもらった。私はシニアの監督という立場が故に、色々な中学硬式野球チームの監督さんやコーチの方々とお話しする機会を頂き、さらに高校野球関係者からお話をお聞きすることも多い。そして高校見学に出向けばそこにはその高校独自の環境があり、野球があり、世界がある。それらを見て、聞いて、知ることで自らの見識を深め広げることが出来る。それは間違いなく中学生指導にも生きる。

 

 一つのチームに長くいると、どうしても近視眼的になってしまいがちだ。私がコーチの時は当時の監督からなかなかそういう機会を与えてもらえなかった。だから凝り固まった考え方になってしまっていたと思う。でも野球って世界が広くて、ホントに色々な野球が存在する。井上コーチをはじめ我がチームのコーチ陣は、若くて今後の野球界の底辺を背負っていく貴重な人材達だ。彼らが成長することイコール野球界がより良くなっていくことに繋がる。色々な野球を見て知って、野球界に貢献していって欲しいと思うから、またタイミングが合えば一緒に学びに行きたいなと思う。

 

 来週からは26期生がメインのチームが本格的にスタートだ。良い結果を出させてあげられるように、また改めて1年頑張るぞ。

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