2023年7月2日(日)

 

 オープン戦 対上尾シニア @UDストラックス上尾スタジアム

 

 約1年ぶりの上尾シニアさんとのオープン戦。毎年のように関東大会、全国大会といった上部大会に出場する名門チームとゲームをさせて頂けるのは本当に有難いことだ。昨年は坂東に上尾さんに来て頂いたが、今年は旧上尾市民球場にお招き頂いた。北関東支部の大会が上尾市民球場で行われる予定だったが、急遽新座市営に変更になったそうでたまたま球場が空いたということでラッキーだった。私自身も2017年秋季関東大会1回戦対熊谷シニア戦以来、約6年ぶりに訪れたわけだが、良い球場でノックが打てて幸せだった。

 

 しかし残念だったのは怪我人が多かったこと。2年生2人、1年生4人で併せて6人が怪我で試合出場不可。さらに別の理由で2名が欠席で合計8名が試合で起用出来ないということになった。現在1・2年生2学年で25名だから、マイナス8名は17名。上尾シニアさんには4試合やって頂きたいと事前にお話し頂いていたので、炎天下の中ではとてもとても対応し切れない人数だ。

 

 我がチームの少ない人数で活動することのメリットは、試合経験を多く積めることや一人当たりの練習量が多くなるところにある。しかしその分一人一人の責任は重くなる。怪我でプレー出来ないとなったら練習や試合がままならなくなり、チーム全体に大きな影響を与える。誰も怪我をしたくてしているわけじゃないと思うけど、試合当日になって「痛いからプレー出来ません」では困るのだ。そうならないように日々の体調管理が重要だ。私は常々選手達に言っている。「痛くなってから治療するのではなく、痛くならないように予防するのだ」と。つまり痛くない時が勝負なのである。痛くなってから行動するのでは時すでに遅しなのだ。

 

 自宅に帰ったらアイシングやストレッチなどの身体のケアを怠らないのは当たり前だし、時には整骨院などに行って筋肉の疲労回復に努めることも必要だろう。自分の体調を整えるということは一生ついてまわる問題だから、是非この中学野球を通じて覚えてもらいたい。高校野球になれば毎日練習するしその過酷さは想像を絶するものだ。でもたった2年半しかない活動期間の中で怪我でもしようものならすぐにおいて行かれてしまう。大人になれば簡単に会社は休めない。自分が役割を果たせるように健康第一になるのは間違いない。

 

 もうすでに自分の身体は自分だけのものではないのだ。この度のオープン戦だって相手があって成り立つモノ。お父さんお母さんの協力があって試合が出来る。私が夏の大会に敗れてすぐ、5月半ばには上尾シニアさんの事務局長と連絡を取り合ってこの日に試合を組んでいることも分かってもらいたい。色々な人が選手達のために尽力してこの日があるのだ。「痛いからプレー出来ません」なんて、そんな無責任なことを簡単に言えるほど軽いことじゃない。だから日々の身体のケア、体調管理が大切なのだ。

 

 試合の入りも悪かった。イージーな内野ゴロをミスして先制を許し、その裏の先頭バッターはストライク2つ見逃してボール球を振って三振。結局立上りの悪い流れを立ち直せないまま大敗を喫した。いかに準備が大切か。当然怪我人ばかりというチーム状況も影響している。全力でプレー出来る状態を当日つくれていないことは、チームとして最大の準備不足だ。そのチーム状態で試合へのモチベーションなど高まるハズがない。まして強豪チーム相手に勝負になるハズもない。

 

 せっかくいい球場で、そして力のある相手と試合を組んでも、こちらがベストな布陣を組んでゲームが出来ない状況とあっては、相手にも失礼だし私としても何の為に時間を割いているのか分からなくなってしまう。そこだけは大いに反省して欲しい。チームという組織に所属している以上、自分の身体はもう自分だけのモノではないっていうこと、それぞれに責任があるっていうことを分かって欲しい。

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