2023年10月15日(日)

 

 練習 @坂東グラウンド

 

 土曜日の夜から日曜日の午前中にかけて大雨の予報で、日曜日に予定されていた東東京支部1年生大会のフレンドリーマッチは来週に延期と土曜日にすでに決定した。日曜日の午後から雨があがる予報だったので、全学年で坂東で練習することに予定変更した。

 

 雨の日の朝は忙しい。いつも通り朝5時に起床して窓の外を見る。雨が降っていることを確認した後はヤフー天気とウェザーニュースの1時間ごとの天気予報をチェックし、活動可能かどうかの判断をする。前日にチェックしていた通り午後からは雨があがる予報だったが、10時~11時頃は1時間に10ミリ以上の雨予報となっていた。今度は雨雲レーダーで確認してみる。「坂東の雨がやむのは13時過ぎのようだ。ではやはり今日は坂東へ行こう。先週の9日祝日も雨でミーティングのみに終わっている。少しでも練習する時間を確保出来るならグラウンドへ出よう。」と決断した。

 

 今度は昼食をどうするか?「13時には坂東に着いていたいが、それではバスの高井戸出発が11時半になってしまう。一番早く荻窪の乗り場に行く子は11時半前には来るだろうから、家を出るのはそのもっと前になる。家で昼食を摂ってからとするとかなり早めのお昼ご飯になるな。練習中にお腹空いちゃわないだろうか?捕食があれば大丈夫か?」そんなことも考えないといけない。

 

 我々が住んでいるところが東京じゃなかったら、こんなことに頭を悩ませなくて済むのかも知れない。こんな雨の日なら「午後に近くの公園で出来ることをやる」などで済ませたい。でも東京という土地は色々なことを制限されてしまう。素振りの練習すら許されない。空き地でキャッチボールをしようものなら苦情を言われる。ちょっとでも練習しようと思ったら都外に出るしか方法が無いのだ。

 

 「近くの公園に集まって」ということが出来たらどれだけ楽だろうか。わざわざ片道1時間以上かけて、そして高い高速代を払って坂東まで行くのだ。幸い本当に雨があがって最低限の練習をすることは出来た。でもこれで雨が止まずに結局練習出来なかったとなればどうか?選手達はもちろんのこと、お当番として来てくれた親御さんになんて言って謝ろうか。実際にそうなってしまったことも何度かある。現代は天気予報が発達していると言っても、自然には敵わない部分は確かにある。この度も坂東へ向かっている道中は大雨。私が運転するマイクロバスのワイパーのスピードは上げたまま。運転しながら最悪の事態が頭の中を駆け巡る。「もし雨が上がらずグラウンドが使用できなかった場合、どんな活動にしたら良いか?」そればかり考えながら運転していた。

 

 今朝も5時から7時まで2時間悩んだ。活動すべきか否か、そして何時に集合とするか。中止にしてしまえば楽なモノだが、午後にピーカンになって後悔した経験、これも何度もある。その時はいつも思う。「やっぱり行かないで後悔するより行って後悔した方が良いな」と。でもいざ微妙な天気予報に遭遇すると色々なことが頭の中を駆け巡る。時間のこと、お金のこと…。こういうところはやっぱり東京で硬式野球をやるということの不便さである。いつも「無い環境を嘆くよりある環境の中でどれだけ良い活動をしていくかということに焦点を置きたい」と言っているが、「苦悩は絶えない」というのが正直なところだ。

 

 しかし野球の神様は少しだけ微笑んでくれた。15時頃からは陽が差し、雨に濡れた外野の芝を優しく照らした。アップを兼ねたトレーニング系の練習他、ソフトボールでのロングティーや投手陣のキャッチボール、内野手・外野手の基礎練習など、絶対に東京にいては出来ない練習をこなすことが出来た。普段はなかなか時間を割けないストレッチ体操の「型」についても細かな指導を行うことも出来たし、良い時間を過ごせたと思う。

 

 そういえば日曜日にオニギリが怪我から戻って来た。鼻の骨折で手術をすることになってしまったから、ニックネームのような顔になっていないだろうかと心配していたが、元通りのキレイな顔で戻って来てくれた。来週から3週連続で強豪チームとのオープン戦が予定されたいるから、みな体調やコンディションを整えて挑んで欲しい。来週は土日共に微妙な天気予報になりませんように。

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