2023年10月22日(日)
東東京支部1年生大会 対大田中央シニア 8対1 ○ @大田シニアグラウンド
オープン戦 対成田シニア 15対0 ○ @坂東グラウンド
秋晴れ。雲一つない青空。朝のひんやりとして澄んだ空気。つい1ヶ月前まで熱中症の恐怖に怯えながら活動していたのがまるでウソのよう。まさに野球日和となったこの日、1年生は東東京支部1年生大会を戦い、2・3年生は坂東グラウンドに成田シニアさんをお迎えしてオープン戦を行った。私はこのくらいの季節が大好きだ。朝晩は少し肌寒くて会社帰りに道を歩いているとふとキンモクセイの良い香りに気付く。秋の深まり、季節の変わり目が何か学生時代の記憶を蘇らせたりする。スポーツの秋、食欲の秋、読書の秋。
3年生はこの日サードフレンドリーの試合が予定されていたのに2年生のオープン戦を手伝ってもらった。先週予定されていた1年生大会が雨により今週へスライドになり日程が重なってしまった影響だ。配車のご協力も頂いた3年生父兄の皆様にも感謝感謝である。また1年生大会においてはバスを運転して下さった葛城さんをはじめ、道具車のご協力を頂いた若林家にも重ねて御礼申し上げます。皆様のご協力のお陰で学年で分かれての活動が出来ました。本当にありがとうございます。
1年生は公式戦初勝利となった。エラーばかりでゲームを壊してばかりいたチームが、失点1で勝利出来たこと、本当に素晴らしいと思う。
「出来なかったことや困難なことを、出来るようにするために努力したり工夫したりするのがスポーツの面白さ。また出来た時の喜びや達成感を味わえるのも、スポーツの素晴らしさであり価値である」とは、故平尾誠二さん(元ラグビー日本代表選手、日本代表監督、神戸製鋼コベルコスティーラーズ総監督兼任GMなどを歴任、ミスターラグビーと呼ばれた)の言葉だが、まさに我がチームの1年生達が体現してくれたということだと思う。
私は残念ながら2・3年生のオープン戦の方に行っていたので、試合を観ることは出来ていないしスコアブックを拝見したまでに過ぎないが、工藤コーチや高岡コーチも含め皆の喜ぶ顔が目に浮かぶようだった。ただ1年生のチームもここがゴールな訳ではないし、まだまだ反省すべき点も多い試合内容であったと思う。またそういった出来なかったことが少しずつでも出来るようになる為に、毎日練習を頑張って欲しい。
「努力は必ず報われる。もし報われない努力があるのならば、それはまだ努力と呼べない」by王貞治(世界のホームラン王、現福岡ソフトバンクホークス取締役会長兼球団特別アドバイザー)
成田さんとのオープン戦は以外にも一方的な展開になった。序盤の猛攻により大量得点差がついた。ハルキとシンゴが怪我で試合に出られなかったので3年生の力を借りたとはいえ、最終回にはトクちゃんの2試合連発となる特大ホームランも飛び出して2年生の力を十二分の示してくれたと思う。澄み切った青空に白球が高々と舞い上がって、1塁側ベンチからレフト方向へ綺麗に放物線が描かれていくのがハッキリと見えた。爽快だったし、ベースを回るトクちゃんが何か格好良かった。
チャプチェの投球も日に日によくなっている。フォーム改良して最初は違和感があったと思うけど、それに負けずに地道に努力しているところが見てとれる。前回登板のオール沼南戦は悪い内容だったけど、何かを変えようとしてもがいていることが分かった。フォーム改良に着手して1ヶ月半が過ぎたが、だいぶ板について来た感はある。まだまだバランスが崩れる時もあるし、「変化球でカウントを稼ぐ」という課題克服には程遠いが、1歩ずつ近づいているのは確かだ。来年2月11日から始まるであろう春の大会まであと3ヶ月半、そして最後の勝負になる夏の大会が開催される5月初旬まではまだ半年以上あるわけだから、自分の描く投手像ゴールまで辿り着けるように今後も日々の努力を重ねていって欲しい。
アヤコもいいピッチングしてたな。キレのあるカーブとチェンジアップを同じ腕の振りで投げてストライクゾーンにコントロール出来ているからセンスがあるのだと思う。身体に力がついてきてサードからファーストに投げるボールも強くなっているから、順調にいけば兄を超える投手になれる可能性もある。あともうちょっとグラウンド内では大きい声で喋ってくれたらなぁ~(笑)。ただアヤコが投げるとなったらサードは誰がやるんだろう(汗)…。ま~た頭悩ませるな…(笑)。
この度のオープン戦もノーサインゲームを敢行。やっぱり選手達が野球を学ぶには本当に良いことだなと改めて感じた。私自身もサインを出さなくて良いから選手のプレーをよく見ることが出来るし、そこで気付いた点をメモしたりする時間もある。まずプレーさせてみて、そこに改善点があれば伝えるということを今後も繰り返していけば、最後の夏もノーサインで戦えるのではないか?という期待さえ持てるようになってきた。7歳から野球を始めて現在42歳。小・中・高・大学・社会人野球クラブチーム、そして東京和泉シニアで19年と長く野球をやってきたお陰で色々な知識は身に付いた。だけど逆に凝り固まった固定観念というか、セオリーとか、そういったことが優先されてなかなか冒険出来ない、勇気ある決断が出来ないといった、経験が豊富になってきたが故の弊害みたいなモノも最近感じていた。だから選手達に任せることで新たな発見があるかも知れないし、そうすれば私自身も学べる訳だから、今後も選手達の無限大の可能性を信じていきたい。アッと驚くようなプレイを期待しているのでよろしく(笑)。