2024年2月10日(土) 練習 @秋ヶ瀬グラウンド

 2024年2月11日(日) 練習 @坂東グラウンド

 2024年2月12日(月) オープン戦 対立川シニアG 4対5 ●

 

 大会一週間前となった週末。建国記念日振替休日の12日(月)祝日を含めた3連休で、晴天にも恵まれ3日間きっちりと活動出来た。その中で土曜日に1名、日曜日には8名の体験生を迎え入れた。本当は大きな大会が来週に迫っているだけに練習に集中したいところなのだが、新入生の入団は我がチームの存続に関わる重要な要素なだけに、この時期は体験を常に受け入れている。

 

 体験に来た選手たちはみんな凄い才能に溢れていたので、全員に入団して欲しいと思ったのはもちろんなのだが、それに加えて親御さん方とも色々とお話させて頂いて、皆さんの持つ雰囲気というか、物事に対する考え方というか、フィーリングというか、なんだろう…、何か我がチームにフィットしている気がして、「こんな素敵な人達と一緒に、お子さん達の成長を見守ることが出来たらいいな」って、心の底からそう思った。

 

 我がチームは1年に2度から3度、高校進学相談ということで三者面談を行うのだが、その時に父母会長から、「やはり人間だからその人の性格や生まれ育った環境によって、行った先が合う合わないはあるよ。それを考えて高校進学先を提示してあげなさい」といつも言われる。私がお手伝い出来るのは野球による体育推薦入試で受験希望をする選手に対してだけだが、4月から高校生になる25期生については「本当にそれぞれに合った学校に進学出来るな」という手応えを感じている。もちろんそれはあくまで私の感覚だし、幸せな高校生活を送れるかどうかは本人次第なので、未来がどうなるかは分からないけれども、お勧めする進学先の提示は、そういった選手の性格や住んでいる家の場所、兄弟が何人いるとかお父さんお母さんがどんなお仕事をされているとか、そういうことを意識しているところは多分にある。

 

 そういう意味で、土日に体験に来て頂いた選手とそのご家族とは、一緒に楽しく充実した中学野球生活を送れるんじゃないか?と強く感じた。だから入って来て~(笑)。ご入団、心よりお待ちしております。

 

 12日(月)は大会前最後のオープン戦。立川シニアの豊泉監督さんには、私が監督になった年からお世話になり、定期的にオープン戦させて頂いている。この度もご依頼のお電話を頂き感謝に堪えない。

 

 冷たい北風が強く吹く中での活動となり砂埃が時折目に入ってストレスも感じたが、春の大会は春一番とか強風の中での試合が多いので、そのシミュレーションにはとても良かったと思う。その風を読み切れないことで起きたエラーやポジショニングの甘さなど、大会前にそういう反省が出来たことが大きい。やっぱり試合が一番上手くなる。

 

 でも今週末の主役は何といっても「師匠」でしょ(笑)。新2年生は我が東京和泉シニアの27期生にあたるのだが、その中で2番目に遅く入団した選手が「師匠」である。「師匠」とはニックネーム。なぜ師匠と呼ばれているのかは分からない。確かマヒロが命名したニックネームのはず(笑)。私もそう呼ばせて頂いている。

 

 彼はボールを捕るとか、投げるとか、バットにボールを当てるとか、そういう感覚は持っているのだけれど、とにかくまだ身体に力が無さ過ぎて、まともに硬式野球をちゃんとプレー出来ていなかった。だから「もうちょっと身体が心と共に成長して来て、パワーが付いて来ないと試合で結果を出すことは難しいだろうな」って思ってた。でも土曜日と日曜日にノックを打っていて、「あれ?なんかちょっとだけだけど師匠が上手くなってる」って思った。この日、昼食を挟み新2年生中心で挑んだ午後の2試合目もスタメンからは外れていたけど、ベンチにいる師匠に「昨日ノック受けてる姿見たけどちょっと上手くなったね」って声をかけたら、キョトンとして「はい」って答えた。

 

 5回から3イニング、サードで出場させたら飛んできた打球を3つさばいて、かなりドヤってた(笑)。さらに満塁のチャンスで打席が回り、サードゴロを放って1打点。3度の守備機会を難なくこなし、1打席立っただけで1打点をあげたのだから大したもの。まだまだヒョロヒョロなんだけど、でもああいう子がちょっとでも活躍すると何故かベンチが盛り上がるし、私としてもとても嬉しい。ファーストまでボールが届くか届かないかくらいのスローイングをしていたのに、サードから普通の送球で普通にアウトをとっていたから、やっぱり中学生の成長って凄いなって思った。

 

 他にもタベタベがセンターライナーを捕球して飛び出していたファーストランナーを刺しダブルプレーを完成させたプレーがあって、あんな送球キャッチボールでも見たことないわっ!(笑)新2年生は守れなくて守れなくてゲームを壊してばっかりだったけど、入団して初めてっていうくらいゲームをつくってくれた。最終回は2点差で負けてて2死2・3塁と一打同点の場面でフクちゃんを迎えて、見事チームの期待に応える起死回生の同点適時二塁打を打ってくれた。「全ての人間に可能性がある」と改めて思わせてくれたゲームだった。

 

 今のところ弱い弱い東京和泉シニアだけど、来週から始まる大会に向けて新2年生達が良い雰囲気をつくってくれたという印象だ。チーム一丸となって戦いたい。

ページツリー

ページ最上部へ戻る