2025年1月5日(日)

 

 オープン戦 対立川シニア 10対12 ● @立川シニア G

 

 新年明けましておめでとうございます。本年も東京和泉シニアを宜しくお願い致します。

 

 2025年も東京和泉シニアの活動を無事にスタートさせることが出来た。1月3日(金)に毎年恒例の大宮八幡宮へ初詣に行き、チームに関わる全ての人のご健康とご多幸、そして一つでも多く勝利出来ることを願って、みんなで二礼二拍手一礼を行った。初詣のあとは和田堀公園にてトレーニングをして午前中のみの活動で初日を終えた。

 

 ここ数年は三が日の活動をなるべく避けていた。お正月は各家庭でゆっくり過ごす時。田舎へ帰る人もいれば家族旅行に出かける人もいるだろう。「野球がその弊害になってはならない」と考えるようになったからである。年末の12月28日(土)、29日(日)の2日間も活動していないし、お盆休み期間中も通常活動日としている真ん中の水曜日を休みにすることで、各家庭連休がとれるように意識している。チームによっては冬休み、夏休みを利用して強化合宿や遠征を組むチームもあるし、「人が休んでいる時こそチャンス」という考え方も決して否定しない。ただどちらかというとそれは個人で思って欲しいこと。チームとして活動となると各家庭も縛ってしまうし、チームスタッフの時間を奪ってしまうことにもなる。

 

 以前も「社会の常識と組織の常識が一致していること」と題して、東京和泉シニアの活動が社会常識と相違が無いようにチーム運営していきたい旨をこの日記に記したが、今後もそれを意識しかつコーチ陣や事務局と話しい合いながら、より良い中学硬式野球クラブチーム活動を目指していきたい。しかし今年は三が日での活動スタートとなり、社会一般常識からは外れることになってしまった。なので4日(土)スタートでも良かったのだが、初詣はどうしても行っておきたかったし、大宮八幡宮に集合してから秋ヶ瀬に行くとなると余計な時間をとられる上にバス運行ルートについても色々と難しくなる。そんなことを加味しながら各家庭に頭を下げる気持ちでの決断だった。昨年11月末に行った保護者会で年末年始の行事予定をお伝えすると同時に、1月3日(金)の年始スタートを報告させて頂いた。

 

 その後、とある家庭からお父さんがトルコ勤務となっている為、この度の年末年始休暇で家族でお父さんのいるトルコへ旅行を兼ねて会いに行くという話しがあった。その為、チームが活動をスタートさせる3日(金)と4日(土)を休ませて欲しいという相談だ。高岡事務局長を通じてお話しを受けたので、私は快く了承した。せっかく遠い異国の地へ行くのだ。そこで滞在出来る限りは滞在して、異文化に多く触れた方が中学生の感性を大きく刺激することになるだろう。そんな機会も滅多に無い。

 

 でもつい6~7年前の私ならこれが許せなかった。チームが3日からスタートすると言ったら2日に帰ってくるのが常識。それありきで予定を組むことを各家庭に強いていたと思う。「団体競技とはそういうモノ」と学生時代に刷り込まれたものを信じて疑わなかった。もちろん今も何でも許すわけではない。基本的には我がチームの活動を優先して欲しいと常に思っている。野球が団体競技であり、各選手にその責任があることは意識して欲しい部分であるし、そういった「チームという組織の中にいることの意味」は私が選手に伝えたいことの一つだ。

 

 一方で何が何でも皆勤賞じゃなきゃいけない理由も無い。野球界は何故かそういう風潮が未だに根強い。会社だってみんな有休などを使って休むこともあるし、それには何かしらの理由があるけれど、別にこと細かく聞かれるわけではなく「私用のため」とするだけだ。だからここもチーム側と各家庭のお互いのモラルだと思う。チームが大会に向けて一生懸命になっている時にどこか遊園地へ遊びに行って休まれてしまっては困るけれど、「体調不良でもグラウンドに来い」「トルコに行っていても何が何でも帰って来い」では、今後益々野球界が敬遠されてしまう。

 

 逆にベンチ入りメンバーや背番号、レギュラーメンバーを決める要素は、野球における実力至上主義に絞っている。簡単に言ってしまえば「皆勤賞じゃなくてもいい。その代わり結果を出せ」である。ただ一つのポジションに対して能力が拮抗した選手が2人以上いた場合には、普段の練習などに対する取り組む姿勢、チームへの貢献度などを判断材料にすることもある。でもまずは実力至上主義である。

 

 お陰様で年始三日間の活動はスムーズだった。土曜日の秋ヶ瀬はまだ正月休みムードで我がチームの他は誰も利用者がいない様子。野球面3面と4面をフルに2面使用出来て、とても充実した時間を過ごせた。5日(日)は立川シニアさんにオープン戦でお邪魔させて頂き、新年早々からオープン戦の対応をして頂いて感謝感謝である。

 

 昨年はジェットコースターみたいな一年だった。春季東東京支部大会でチーム史上初となる成績を残したかと思えば、秋は2連敗で1勝も出来ずに大会を終えてしまった。秋季大会終了時点で「春まで5ヶ月ある」といって再スタートを切ったが、それも残すところ1ヶ月と迫ってきた。オープン戦の内容を見ても課題は山積みだが、それでも負けるつもりは毛頭ない。出来る限りの準備をして大会に挑みたい。今年がまた東京和泉シニアにとって良い1年になるように、一生懸命に活動していく。

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