2025年3月23日(日)
オープン戦 対柏シニア 3対4 ● @柏シニアG
春を飛び越えて初夏の陽気となったこの度の週末。3月20日(木)春分の日と、22日(土)は秋ヶ瀬で練習。23日(日)は柏シニアさんとオープン戦を行った。
先週末日曜日は雨の為に予定されていた東板橋さんと練馬中央さんとの三つ巴オープン戦は中止になってしまっていた。なので春季東東京支部大会に敗れてしまって以来の実戦。そしてその雨天時に行ったミーティングで、「5月2週目から始まる夏季関東大会へ向けて練習やオープン戦にどのように取り組んでいくか?」ということを話し合った最初の週末ということもあって、そこを指導者と選手達で擦り合わせる3日間となった。
特に3年生の様子を見て安心したというか、逞しさすら感じた。多くの選手が課題と向き合い、それを克服しようと主体的に練習していた。「野球を学びたい」という意欲に溢れていた。ミーティング時に感じた確かな手応えは、成長は、やはり間違いのないものだった。もうこうなると私のすることは殆ど無い。自分達で勝手に学び、勝手に強くなっていってくれる。そしてやっぱり楽しそう。そりゃそうだ。人に言われて動いているのではなく、今は自分の意思で動いているのだから。今までより何百倍も楽しいハズである。
4月からは新1年生が18名入団してくることが決定している。新1年生にはイチから教えていかなければならない。東京和泉シニアは何を目指すのか?どのように活動していくのか?そこに私の時間が多くとられるのは間違いないから、新3年生がこれほどまでに逞しくなってくれたことは有難い。もう安心して任せられる。
そして3試合行った柏シニアとのオープン戦。真ん中の2試合目はゲームを壊してしまったが、1試合目と3試合目は立派に戦っていた。そしてやっぱり楽しそう。ベンチの中で笑顔が絶えない。それは私を含めた指導者スタッフも一緒。私が監督になって8年目。こういうチームになったことが堪らなく嬉しい。もちろん、試合中の結果が悪くて落ち込んだ選手もいたことだろう。悔し涙を流している選手もいた。でもその試合の結果ということ以外のストレスが選手にも指導者側にも無い。本当に心の底からこういうチームを目指していた。こういう野球を目指していた。
3試合を終えて帰りの片付けをしている時、ソーシが誕生日ということを知ると、ワカが「ハッピーバースデイ」の歌を唄い、チームメイトと指導者、親御さん達が手拍子。唄い終わると沢山の拍手と「おめでとー!」の声。心がホッコリする光景だった。「我がチームの選手達は本当に良い子達ばかりだな」と思った。これは間違いなく親御さん達の家庭教育が素晴らしいからに他ならない。まだ7歳のウチの息子も、こんな中学生になってくれたら良いなと思う。「親」としての先輩にあたる皆さんに沢山学ばせて頂いている。
先週末の雨の日曜日。午前中のミーティングを終えた後、息子のピアノの発表会を見に行った。実は私も5歳から14歳まで9年間ピアノを習っていたこともあり、発表会に向けての息子の練習を時間がある時は見てあげていた。「毎日チャレンジ」と銘打って、「1日3回だけで良いから弾くことにしよう」と息子に話し、時間にして僅か15分程度の練習だが、「毎日弾けばきっと上手になるから」と言い続けて約4ヶ月近く継続して練習していた。曲は『スーパーマリオブラザーズ メインテーマ』ということで、最初楽譜を見た時には「これはちょっと難しいかも知れない」と思ったが、子供の脳って凄い。立派に弾けるようになった。演奏を終えて舞台から客席に向かってお辞儀をした息子に拍手が浴びせられ、親として誇らしかった。
家に帰って息子を抱きかかえて言った。「上手だった。格好良かった」と。そして「毎日ちょっとずつで良いから継続して練習していれば、こうやって上手になるんだよ。だから野球も一緒だよ。誰も急には上手くなれない。粘り強く、根気強くが大事なんだよ」と続けた。7歳の子供にどれほど伝わっているかは分からない。でも「うん」と頷いた表情からは、息子なりに理解している様子が感じ取れた。同時に、私もまだまだ頑張ろうと思った。
「継続は力なり」である。