2025年4月12日(土)

 

 入団式 @セシオン杉並

 

 この度の日曜日は雨により予定されていた城北ブロック1回戦も、1年生のオープン戦も、どちらも中止となってしまった。1度週末に雨が降ってしまうと、しばらくは毎週末雨になる天気の流れになってしまう。先々週は土曜日の練習を中止にせざるを得なかったし、先週は何とか天気がもってくれたものの雨に降られながらの活動になった。そして今週はちょうど活動する時間帯に雨となってしまった。新1年生にとっては初めての試合ということで、きっと楽しみにしてくれていた子もいたことだろう。

 

 土曜日はそんな新1年生(29期生)の入団式を行った。昨年と同じ場所、セシオン杉並の一室に全学年の選手、父兄、スタッフ併せて総勢140名ほどの人が集まった。登校日が無かった選手は午前中に秋ヶ瀬で練習を行い、一旦帰宅ののち14時半に集合とした。私としてもなかなかタイトなスケジュールになったが、親御さん達も仕事などを色々と調整して来て下さっているし、何と言っても29期生の晴れの日をチームとしてちゃんと祝福してあげたかった。

 

 順番が正しいかどうかは分からないが、入団式前に日本トリムさんのプレゼンの時間をとった。日本トリムさんはシニアやボーイズ、ヤング、ポニーといった中学硬式野球各リーグのスポンサーになっていることから、関東連盟の総会や抽選会でもいつもご挨拶にいらしている。私も昨年、日本トリムさんの整水器を自宅に取付け、毎日その水を飲むようにしている。我が東京和泉シニアには現在私学に通う選手が在籍している為、「14時半に間に合わない選手がいるかも知れない」ということを事前に聞いていたこともあり、敢えて「入団式を15時から」としたかったのも、日本トリムさんのプレゼンを先に行って頂いたその理由だ。

 

 入団式のスタートは、新1年生ひとり1人とその親御さんから、自己紹介と抱負をひと言ずつ話してもらうことから。みんな緊張した面持ちで話しているところが印象的だった。その後は我々チームスタッフの紹介を含めたチーム説明を、ほぼ私の口からお話しさせて頂いた。事前にパワーポイントで作成した資料に沿って説明させて頂いたが、人前でお話しするのはやっぱりなかなかに難しい。

 

 いつものことながらイメージしていたことの7~8割程度しか話せなかったように思う。伝えたいことが山ほどあり過ぎて、もちろん全部を伝えることなんて到底無理なのだけれども、もうちょっと楽しく話せないものなのかとか、もっと皆が耳を傾けたくなるような話し方は無いのかとか、もっと分かりやすい伝わりやすい話し方は無いのかとか、いつも考える。それは選手に対して何かを伝える時も同じで、言語力というか、監督としてとても重要なスキルだと思っている。だから本を読んだり講演聴きに行ったりと色々と勉強もしているのだけれど、改めて難しさを感じる1日になった。

 

 キャプテンからの歓迎の言葉。コータローの挨拶は立派だった。何かその前に長々と話していた私がバカバカしくなった(笑)。あの挨拶がもう我がチームの全てを表現していると言っても過言ではない。きっと新1年生の親御さんの中でも、「中学3年生にもなるとこんなにも立派な挨拶が出来るようになるものなのか?」とビックリされた方もいるのではないか?コータローはオスグッドの影響で満足にプレー出来ない期間も長かった。それでも「東京和泉シニアでの活動を楽しくないと感じたことは一度も無い」と言ってくれた。最近、選手達が東京和泉シニアの活動を「楽しい」と言ってくれることに弱い。それを聞くと堪らなく嬉しくてすぐ泣きそうになる。私は、「選手達に東京和泉シニアで野球することが楽しいと思ってもらえること」、それを目指して日々奮闘しているからだと思う。

 

 入団式が終わったらドッと疲れが出た。いつの間にか気を張っていたのかも知れない。新学期の土曜日授業の予定がずっと分からなくて、グラウンドの確保に四苦八苦した。4月12日(土)という1日がちゃんと過ごせるかどうかということがずっと不安だった。新1年生の入団式が大事なのはもちろんだけれども、刻一刻と迫っている夏の大会に向けて、3年生の練習場所、そして時間をしっかりと確保してあげたい。それを両立させる。その一心だった。入団式後はセシオン杉並のすぐ側にある「華屋与兵衛」というファミレスに、チームスタッフ全員で集まり一緒に食事をしたのだが、あんまり何を話したかも覚えていない。ずっとボーっとしていたような気がする。帰ったのは20時半頃だったと思うが、いつの間にか寝てしまっていた。

 

 入団式を終え、これで夏の大会に集中できる。もちろん今までも夏の大会のことが頭から離れたことは1日たりともない。昨年の夏季関東大会3回戦対中本牧シニア戦に敗れたその日から、2025年5月11日のことを考えていない日はない。今週末からも学年別で分かれて活動するので、それぞれが充実して活動出来るようにエネルギーは注いでいくのだけれど、このチームの活動で最も優先されるべきは「夏の大会の勝利」である。チームが一番のターゲットにしている大会がもうすぐそこまで迫っているのだ。もう今はピーキングを意識する時期。5月11日に3年生が今持てる力を存分に発揮出来るように、出来る限りのサポートをしてあげたい。

 

 29期生の皆様、ようこそ東京和泉シニアへ。これから約2年と9か月。選手、チームスタッフ、父兄が三位一体となって、東京和泉シニアの為に何が出来るかを共に考え、一緒に良いチームに出来るように頑張っていきたいと思っています。宜しくお願い致します。

ページ最上部へ戻る