2025年5月18日(日)
オープン戦 対大宮七里ボーイズ 1対6 ● @神扇G
先週の屈辱的な敗戦をまだ切り替えられずにいたが、時は待ってくれない。あっという間に次の週末は訪れる。専用のグラウンドを持たない我がチームは、基本的に活動出来るグラウンドを確保しているチームに甘えてオープン戦をお願いする以外に活動の方法がない。夏季関東大会2回戦を戦う予定でいた18日(日)は、先週の敗戦によってぽっかり空いてしまった。困っていたら、現在私を含めた139人が登録している「練習試合のお願いライン」というグループラインにオープン戦の依頼があったので、初めてのチームさんだったが思い切って返信してみた。そうしたら快く引き受けて下さった。
初対面となった大宮七里ボーイズの長岡監督さんは、近鉄バファローズご出身の元プロ野球選手。試合の合間にお話しさせて頂いた際にご経歴を伺ったので、家に帰ってググってみたらウイキペディアが出てきた。そんな方とこの度ご縁を頂き、練習試合を3試合もして頂いて感謝の気持ちでいっぱいだ。確保して頂いていたグラウンドも圏央道の幸手インターから高速を降りて5分とかからず、昨年3月末まで茨城県坂東市のグラウンドを拠点としていた我がチームにとっては行き慣れた場所でもあった。
初めてオープン戦をさせて頂いたチームさん相手に大変申し訳なかったのは欠席者が多かったこと。運動会などの関係で登校日になってしまっていた選手は仕方なかったが、体調不良者などもいて主力を欠いた中での対戦になってしまった。でもだからこそ逆に3年生の成長を感じずにはいられない1日にもなった。
キャプテンのコータローが体調不良により欠席になった為、キャッチャーの頭数が足りなくなった。代わりにマスクを被ったのはコーシローで、体力が無いので心配したのだが、3試合中2試合、立派に役割を果たしてくれた。つい半年前までは1試合でもマスクを被ろうものならヘトヘトになっていたのに、本当に体力がついた。そして地道に練習を繰り返していただけあって、キャッチングやストッピング、そしてスローイングと、全てでレベルが上がっている。高校入学までまだあと10ヶ月強あると考えたら、十分に高校野球で戦える選手として次のステージを迎えられる。
シショウはレギュラークラスの試合で始めて先発させた。決して相手打線は弱くなかったが、5回2失点でしっかりとゲームをつくった。ストレートに力が付いて来たことももちろんだが、何種類かの変化球でカウントを稼げるのが強み。だからやはりピッチングになっている。キャッチャーも配球のし甲斐があるというものだ。3回裏に2死3塁からワイルドピッチで追加点を許したわけだが、相手打線で一番いいバッターにピンチの場面で相対し、「甘くなってはいけない」という意図が感じられる投球だった。この度のオープン戦ではそれが「ワイルドピッチ」という結果になってしまった訳だが、次投げる時にはその精度を上げられるように練習していけば良いだけの話し。シショウがベンチに帰って来た時にその話をしたが、そういう会話をしていること自体が彼の野球のレベルが上がっている証拠だ。
エースのサヤと正捕手で主将のコータローを欠き、レギュラークラスに初先発のピッチャーでもゲームがつくれている。やっぱり3年生を中心とした今年のチームは上手くなっている。とてもとても先週の横浜青葉戦が信じられない。「もうちょっと出来たハズ」などと言ってももう何も戻って来ないし意味をなさないことは十分に承知だけれども、「これで終わり」はどうにも納得が出来ない。彼らの成長の跡、そして頑張って来た証を大会で証明したいと改めて思った。
27期生がメインとなる大会は6月22日(日)から開始される東西東京卒業生大会を残すのみとなっている。準備期間はたった一ヶ月しかないのだけれども、「引退モード」になるのではなくて、「少しでも成長して大会に挑む」という姿勢で頑張って欲しいなと思っている。そうやって取り組んだ方が、例え思うような結果が得られなかったとしても学べることが多い。東西東京卒業生大会では27期生の本来の姿を見せつけてやって欲しい。
1・2年生は足立シニアさんとオープン戦をさせて頂いた。2試合の予定だったが3試合に現場で変更になったようだ。こちらでは8月の下旬から始まる秋季東東京支部大会に向けて、戦力になりうる選手の発掘がテーマになる。まだまだ27期生を中心とした活動中であるが、新チームへの移行も徐々に行っていかなければならない時期。ゲームの進め方や攻守両面のサインを覚えること、そして東京和泉シニア独自の走塁におけるルールなど、落とし込んでいかなければならないことが山ほどある。約3ヶ月後に訪れる秋季東東京支部大会は、その上の関東大会、そして春季全国選抜大会まで繋がる大会で、1年の最初の挑戦になる。
27期生チームに混ざって公式戦に出場していた2年生が数名いるだけに、チームへの期待値も高い。全国のどのチームよりも新チームへの移行が早い訳だから、唯一のメリットを活かさない手は無い。どれだけその意識レベルを早い段階で上げることが出来るかどうかが、大会の結果を左右するということを2年生は学んでいるハズ。それぞれの学年で置かれている立場が違うが、それぞれが新たな目標に向けて歩み出せそうだ。