2025年7月27日(日)

 

 オープン戦 対町田シニア 11対3 〇 @町田シニアG

 

 日曜日、3年生が荒川シニアさんと合同チームとして、練馬中央シニアさんと東板橋シニアさんとオープン戦を行った。この度、練馬中央シニアさんがチームを閉められるとのことで、最後のお別れ試合の相手に我がチームを選んで下さったこと、本当に嬉しく思う。

 

 練馬中央シニアの野末監督さんに私は大変お世話になってきた。私が監督になりたてでオープン戦相手もままならないでいた時、手を差し伸べて下さった。グラウンドをお借りしたこともあったし、他チームの監督さんや事務局長さん、高校の監督さんや部長先生まで沢山の人を紹介して頂いたりもした。ここ最近では東板橋シニアの田口監督さんとの飲み会の席に同席させて頂くようにもなった。中学生指導に対する考え方であったり、チーム運営の難しさなども共有させて頂き、「みんな同じようなことで苦労しているんだなぁ~」と、勇気が湧いて活力にもなっている。

 

 そんな練馬中央シニアさんがこの度チームを閉めることになったのは、専用グラウンドとして使用していた埼玉県加須市のグラウンドが昨年12月で使用不可となり、その影響からか2年生以下の選手が集まらなかった。また野末監督さん自身も仕事の方が忙しくなり、週末になかなか安定して時間がとれなくなったそうだ。そういった色々なことが重なってチームを閉めることをご決断されたとのこと。指導者スタッフがみんな帝京高校野球部卒業生であることもあり、練馬中央シニアさんのユニフォームは帝京高校野球部さんのそれとそっくりなユニフォーム。あのユニフォームを見られなくなると思うとやっぱり寂しい。「野球人口減少」の問題は、やはり確かに影響している。

 

 最近ずっと1・2年生の試合を見ていたから、久しぶりに3年生の試合を見たらやっぱりピッチャーのボールは速いし、打球は遠くへ飛ぶし、そのスピード感とか力強さがワンランク・ツーランク上だなと感じた。3年生はこれから身体が大人になってきてどんどん出来るプレーが増えていく。大げさな話しではなく人生で野球が一番上手になる時期だから、この期間にちゃんと練習するしないは高校入学時に大きな差となる。本当に大切に過ごして欲しい。

 

 3年生がKSG杯に出場するのはもう何年連続になるだろうか?12年目になるか?体育推薦入試で高校へ進学する選手達が、夏休み以降の期間でその試合勘を鈍らせないようにとつくられた大会である。高校野球を見据えた9イニング制で、総当りのリーグ戦形式。参加人数の少ないチームは他チームと合同チームとなって出場する。我がチームはここ5年くらい連続で荒川シニアさんと組ませて頂いている。

 

 さらに昨年より江東シニアさん主催のKD杯も開催されるようになった。大会の趣旨及び運営方法はKSG杯とほぼ同じ。我がチームはそちらにも参加のお誘いを頂いて、両大会に並行して出場することにより、8月半ばから卒団する12月までほぼ毎週のように試合が出来る。KD杯は昨年同様、柏シニアさんと合同チームとして出場することが決まっている。

 

 荒川シニアさんと柏シニアさん。両チームとの顔合わせ的な意味合いも含めて、ここ数週間の3年生は荒川シニアさん、または柏シニアさんと合同チームによるオープン戦の機会を頂けている。この夏休みで高校の練習参加などに行く選手達にとっては、身体を怠けさせない意味でとても良い週末を過ごせていることと思う。また他チームの選手達と友達になることが出来るし、他チームの指導者の方達からご指導頂くこともある。3年生にとってはこの上無い良い経験が出来る期間だ。メイン大会が終わった後も、高校野球という次なるステージに向けて多くの準備をする機会を提供出来ることは、我がチームが誇れるところでもある。

 

 午前中で東板橋シニアさんのグラウンドを後にし、午後は町田シニアさんのグラウンドへ移動。1・2年生のゲームを見た。2年生は田中コーチを中心にやるべきことがだいぶ明確になってきていて、大会まであと1ヶ月と迫ってきた中、準備が進んでいるなと感じた。また1年生も少しずつ硬式野球の試合に慣れてきている印象を持った。先週の柏シニアさんとの試合同様、ゲームを壊さなくなってきた。ピッチャーがある程度ストライクをとれて、そして打ち取った打球をアウトにしていく。当たり前のことだが、この当たり前のことが難しい。ゲームを壊さないでつくれるようになれば、またゲームの中で学べることも増える。成長していく速度が増すので、引き続きゲームをつくれるように頑張って欲しい。

 

 今週末はいよいよ夏季強化合宿だ。新チームの目標としていた秋季大会までの準備期間はラストスパートに入る。台風が接近していてちゃんと活動出来るかどうか不安だけれども、全てが予定通り、想定通りに進む訳ではないのは野球も同じ。不測の事態が起きた時にどのように対処するのか?それが求められる。特に合宿には沢山の人が尽力し段取りをしてくれて、そして合宿期間中も協力してくれる人がいるから成り立つ。活動環境が整わなかったり、条件が悪くなったことに対して文句を言うのは簡単だ。満たされない中でも自分達がどのように3日間を過ごすのか?が大事。

 

 私は入団式の時に必ず話している。「チームに何かしてもらおうと思うのではなく、あなたがチームの為に何が出来るかを考えて下さい」と。8月24日に初戦を迎える秋季東東京支部大会に向けて、チーム全員の意識レベルが試される。
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