2025年8月1日(金)~8月3日(日)

 

 夏合宿 @ホテルグリーンコア坂東

 

 3年連続で夏合宿を実施した。場所は昨年に引き続き茨城県坂東市を選んだ。もう我がチームが10年ほどホームグラウンドとしていた坂東グラウンドは、工場増設の為に使用不可となってしまったので、茨城県坂東市を合宿地に拘る理由は無いのだが、昨年宿泊したホテルグリーンコア坂東さんの対応が良く、価格的にも良心的だったので今年も継続することとした。昨年の合宿中に既に今年の分も予約していたこともある。

 

 さらに今年は地元である常総シニアさんのお力をお借りして、1日(金)、2日(土)と2日間に渡り公共のグラウンドを取得。そして3日(日)は常総シニアさん及び毛呂山武州シニアさん、そして我が東京和泉シニアを含めた3チームが、1年生と2年生でそれぞれ二会場に分かれて、三つ巴で2試合ずつオープン戦を行った。1年生は常総シニアさんのホームグラウンドへ。2年生の試合会場は坂東市岩井球場。内野は土、外野は綺麗な天然芝、そしてスタンド席もある本格的な球場で、中学生がプレーするには勿体ないくらいのスタジアムだった。常総シニアさんのグラウンドは宿泊していたホテルグリーンコア坂東から車で15分程度。岩井球場に至っては徒歩10分程度と立地も良く、常総シニアさんのお気遣いに感謝感謝である。

 

 3日間を通して熱中症と怪我なく過ごせたのは何より。そして台風8号の接近により天気が心配されたが、ほぼ雨に降られることなく練習およびオープン戦を消化出来た。もう前週の木曜日ころに見た天気予報は絶望的だった。嬉しかったのは庄和シニアの杉江さんから心配してお電話を頂き、地元民の力で雨でグラウンドでの活動が出来なかった場合の屋内施設を予約して下さった。結果的に天気がもってくれたので全てキャンセルすることになったのだが、雨に降られてしまったとしても活動が成り立つ準備を整えることが出来ていた。

 

 2日(土)は、1・3年生は1日(金)と同じグラウンドで継続して練習としたのだが、2年生と1年生数名は水戸シニアさんとオープン戦を行った。宿泊先から北へ走ること90km。水戸桜ノ牧高校さんのグラウンドが試合会場となった。水戸シニアさんとオープン戦を行ったのは我がチームとして初めてのこと。8期生の夏季関東大会で1度だけ対戦したのみで、その後ご縁が無かった。試合は負けてしまったが、毎年のように関東大会他上部大会へ顔を出してくる強豪チームさんと、この度ご縁を頂けたこと、大変嬉しく思う。事務局長さんからはお土産にお酒まで頂いてしまって、宿舎に帰ってから美味しく頂いた。

 

 帰りは友部サービスエリアに寄って子供達にソフトクリームをご馳走してやった。本当は「水戸シニアさんに2戦2勝したら」という約束だったので、2戦2敗した子達に奢るのは納得がいかなかったのだが、秋の大会で関東大会に連れて行ってくれるハズなので先に貸しをつくっておいた格好だ。

 

 合宿地からさらに遠征して試合となると、スケジュール的にどうかとも思ったが、やはり行って良かった。「試合」は選手達に色々なものを与えてくれる。多くを学ぶことが出来る。シニアのグラウンドに比べるとひと回りもふた回りも広い高校さんのグラウンドでの試合もまた、貴重な経験となった。少し高台のような場所に位置するからだったのか、あるいは台風が接近した後だったからなのか、どこまでも澄んだ青空が何か近く感じて、さらに大きな入道雲とのコントラストが、子供達の夏合宿に彩りを与えてくれているようだった。

 

 こうやって振り返っても、沢山の人達のご協力のお陰で夏合宿が成り立ったと実感する。そして同じ場所で2年続けて行ったことで、よりグレードアップ出来たとも思う。また、他チームさんともこれまで良いお付き合いをしてきたことで、力を貸して下さる人が増えた。もちろんそれはお互い様でこちらも何かご協力出来ることがあればと常に想っているのだが、そうやってチームとして築いてきた歴史が、この度の合宿成功の一助となったことは間違いない。

 

 とても充実した3日間を過ごせたと思うが、この合宿を成功させることが活動の目的ではない。「夏合宿」はあくまで8月24日(日)に初戦を迎える秋季東東京支部大会に勝利する為の手段でしかない。合宿初日の朝に選手達に告げた。「君たちのお父さんお母さんをはじめ、沢山の人の力を借りてこの合宿を行う。遊びに来ている訳じゃない。この3日間で何か一つでも学んで帰るのはマストだ」と。我々指導者、事務局を含めたチームスタッフは、怪我人や体調不良者を出すことなく、思い描いていた3日間の活動スケジュールを消化出来ればひとまず「成功」と捉えられるかも知れない。でも一番大切なのは、選手達が何を得たかだ。選手達はそれぞれこの合宿で何を学んでくれただろうか?

 

 さあ、いよいよ秋季東東京支部大会まであと3週間と迫ってきた。残すオープン戦も10日(日)の久喜シニアさん、17日(日)の足利シニアさんの2戦のみ。ここで良いゲームをして弾みをつけたい。そしてその2戦を見て背番号とそしてベンチ入りを決めたい。勝負の時が近づいている。

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