2025年8月17日(日)

 

 オープン戦 対足利シニア 1対2  ●  @宝堀グラウンド

 

 秋季東東京支部大会前、最後のオープン戦は足利シニアさんを宝堀グラウンドへお招きしてのゲームとなった。足利シニアさんとは2017年1月に行われたオーシャン杯で交流し、その後は毎年オープン戦の機会を頂いている。とっても元気があって、フィールドの選手とベンチが一体となって戦うチームスタイルに感銘を受け、定期的にオープン戦の機会を頂けるようになってからは、なるべく大会前週にスケジュールを合わせて頂いている。足利シニアさんからパワーをもらって大会に入っていくのは、現在の東京和泉シニアのルーティンになっている。

 

 21期生OBの林虎之介は、足利シニアさんとオープン戦をした際に、当時監督だった島崎さんに推薦され白鳳大足利高校さんとのご縁を頂いた。彼はそこでレギュラーを獲得し栃木県大会を優勝。ベストナインに輝き関東大会まで出場した。

 

 そんな単なるチームとチーム同士のお付き合いに留まらず、選手個人もお世話になっている足利シニアさんには、私個人的にも特別感を勝手に感じさせて頂いていて、そういったチームに勝利出来るようにと思っているのだが、ここ数年はなかなか勝てていない。それこそ21期生の時に勝利した以来勝てていないのではないか(笑)。今年は、我が東京和泉シニアも現時点でのチームとしての仕上がりにある一定の手応えを感じていたので、足利シニアさんにも一泡吹かせることが出来るかな?と思って挑んだが、とんでもなかった(笑)。足利シニアさんこそ今年は例年に無いほどのチーム力を感じた。特にバッティングに関しては「相当振り込んでいるな」という印象で、この夏に組んできたオープン戦のどの相手より最も迫力を感じた。

 

 でも野球とは面白いもので、それだけ力の差を感じても終わってみれば1対2の1点差ゲーム。もちろん負けているので納得出来るハズもないのだが、「戦い方によってはその力の差をひっくり返すことが出来る」ということも選手達は学べたのではないだろうか?また「世の中には凄い選手がいっぱいいるんだ」ということも、同時に感じてくれていたら嬉しい。もちろん「ホームグラウンドを持たない」という我がチームの活動環境もあるけれど、そんな気付きや学びを得て欲しいと思いながら毎週オープン戦を組んでいることも確かだ。

 

 5月11日に夏季関東大会に敗れて以降、次週の5月18日よりちょうど3ヶ月。来週から始まる秋季東東京支部大会に向けて新チームの強化に励んできた。1年生の試合も含めて消化したゲームの数は33。どのチームよりも早く新チームへ移行出来たことを活かして、多くの実戦を積み重ねてきた。雨による中止が3カード8ゲームあったが、秋季大会までに30ゲームがひとつ目標であったからそれはクリア出来た。

 

 その中で、「秋季東東京支部大会を今年の選手達でどう戦っていくのか?」という見極めを行ってきた。在籍する選手達を9つのポジションにどう配置し、さらに代打や代走、継投、投手交代に伴う守備固め他、スタートから出場する選手だけでなく「誰にどの役割を担ってもらうのがチームとして最も力を発揮出来るのか?」ということを、コーチ陣と共に探ってきた。中学生は日々成長しているから突然伸びてくる子もいれば、いつの間にかそっぽ向いてしまう子もいる。また人間だから好不調の波が必ずあって、その都度見極めていくことも我々に要求される重要なスキルの一つだ。現時点で考えられるある程度の戦うカタチはつくったものの、これが正解かどうかは分からない。ベンチ入りは25名が定員だが、現時点で戦力と考えられる21人に絞った。背番号を貰った者はベンチに入れない選手がいることを想い、責任を持ってプレーしてもらいたい。また外れた選手には、残り4枠に「入りたい」と思って練習の時からアピールしてきてくれることを期待している。

 

 昨年の秋季東東京支部大会は1勝も出来なかった。「1回戦負けは練習しなくても出来る」。私の前任の監督さんの言葉が重くのしかかった。チームスタッフとそして親御さんにも多大なご協力を頂いておきながら、「勝利」というカタチで恩返し出来ない自分が情けなくて仕方なかった。もうとにかくあんな嫌な思いはしたくない。

 

 今年も普段の練習から、そして夏合宿他いろいろとご父兄の皆様には多大なご協力を頂いてきた。お陰様でこれまで重度の熱中症や大きな怪我人を一人も出すことなくスケジュールを消化してこれた。異常なほどの暑さの中での活動を強いられる現代において、これは素晴らしい成果だと思う。私を含めた指導者スタッフの目配り気配りのみならず、ご父兄の皆様が協力的に対策と準備をして下さっているお陰で、選手を暑さから守り、そして野球を思い切って楽しめる環境づくりが出来ているのだと思う。

 

 今年こそ応えたい。チームとしても私にとっても大いなるリベンジトーナメント。勝利して皆で一緒に喜びたい。でもそれはもう選手達に託す以外にない。今年のチームの活動目的は「チームに関わる全ての人を笑顔にする」だ。今秋、東京和泉シニアから沢山の笑顔が溢れさせる!東京和泉の選手諸君、よろしく頼みますっ!!!
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