2025年9月28日(日)

 

 秋季東東京支部大会敗者復活6回戦 対大田シニア 5対9 ● @大田シニアG

 

 今季6戦目となった2025年秋季東東京支部大会最終戦。秋季関東大会第7代表決定戦を大田シニアGにて大田シニアさんを相手に戦った。結果は5対9で敗戦に終わり、関東大会への出場権獲得はならなかった。やっぱり負けた時は気持ちが乗らない。この日記を書こうとするのにもエネルギーがいる。勝った時は何かを残したくて残したくてウズウズするのだけれど、負けた時はワードを開きたいと思わない。ようやっとパソコンの前に座る気持ちになっても、浮かんでくるのは言い訳ばかりで自分の人間的な小ささにまた打ちのめされる。

 

 勝つことでしかこの活動を肯定出来ない。もちろんこの考え方が全てでないことは分かっている。もしかしたら、むしろこの考えが勝利を遠ざけているのかも知れないとさえ思う。そう言いながら私はどこか妥協していないか?出来ない理由ばかりを探していないか?勝負の世界は厳しい世界だと知りながら、実は自分が一番甘えているのではないか?自問自答を繰り返す毎日だが、大会に敗れるとより自分の能力の無さが露呈された気がして、頑張っている選手達、いつも協力してくれているチームスタッフ、そして父兄にも申し訳ない気持ちでいっぱいになる。「組織はリーダーの力量以上にならない」故野村克也監督の言葉が重くのしかかってくる。

 

 大会に入ってから何より投手陣が安定しなかった。大会前、6~8月の間に組んだオープン戦も、ほぼ毎週のように関東では強豪とされるチームと試合をした。しかしそれでもほとんどゲームを壊すことは無かった。ビックリするようなボールを投げられる投手陣では無いが、四死球で自滅するようなことは無かった。それなのに大会に入るとストライクをとることに汲々してしまい、ボール先行の苦しいピッチング。四球で出塁を許しては走られて失点に繋がった。6戦戦って3勝3敗。40得点したが39失点した。負けた3戦は世田谷西TC戦で10点、江戸川中央戦で7点、大田戦で9点、合計26失点。1試合平均約9点取られている。野球はこれでは勝てない。

 

 その原因となった「ピッチャー」というところは実は私が一番得意とするところ。と言うかそこを指導出来なければ私の価値などない。中学1年生からピッチャーだった私は、その技術とメンタルにおいて、唯一人に誇れるだけの知識を蓄えてきたつもりだ。「つもり」が盲点となっているとしてその分を差し引いても、そんなに人に負ける気がしない。そうでありながら大会中に投手陣の調子を上げられなかった。「調子が悪くてもゲームをつくる」という地力を大会までにつけさせてあげることが出来なかった。そしてそれが原因で敗退した。関東大会へ導いてあげられなかった。

 

 打撃や走塁に関しては、練習やオープン戦で取り組んできたことがある程度成果となって現れた。しかし反面、大事な場面で走塁ミスにより貴重な走者を失うなどまだまだ未熟な部分も散見された。オープン戦時はあまり目立っていなかったが、野手陣の守備力でも課題が残った。良いプレーも沢山あったが、最低限というのが正直なところ。チームを救う守備、相手強力打線を止めるような守備力はまだ我がチームには無い。

 

 振り返ってみると、やはり関東大会へ行けるだけの力が備わっていなかった。大会前の数々のオープン戦でも、ゲームはつくれても力のあるチームに勝ち切れていなかったのは、やはり地力が無かったということなのだろう。それを証明する秋季東東京支部6戦だった。結局敗退したのだから肯定されない。だけど唯一ポジティブに捉えられる要素があるとすれば、課題が山積みであることに気付けたこと。上部大会へ勝ち上がっていけるだけの確かな力がチームに無いことを改めて思い知らされたこと。私自身、今季のチームを少し過大評価してしまっていたかも知れない。勝つことで肯定されるならば、関東大会へ出場することによってその誤りに気付けず盲目となったまま長く時を過ごしてしまった可能性がある。「君達はまだこんなものだよ。日々の習慣から見直すべきことが沢山あるよ」と神様が教えて下さった。次の勝負は春季東東京支部大会。初戦は恐らく2026年2月15日(日)。今から約4か月半後。しっかりと鍛えて準備し、確かな力を携えて大会に入りリベンジしたい。
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