2025年11月9日(日)
オープン戦 対昭島シニア @昭島シニアG 9対6 〇
この一週間、何度天気予報を見たことだろう。朝起きると「小雨」の予報が「雨」に変わっていた。5時には昭島シニアさんの伊藤事務局長と電話でやり取りをしたが、「昭島はまだ小雨です」とおっしゃるので「ではとりあえず向かいます」とお伝えし車を走らせた。しかし向かってる途中は「雨」どころか「大雨」。大雨警報までスマホに飛んでくる始末。「これはさすがに厳しいか?」と思いながらフロントガラスを打つ雨にブツブツ文句を言いながらアクセルを踏んだ。でも到着するとやはり都心より雨が弱い。グラウンドも然程ダメージが無く、このままなら出来るかも知れないと思い、「1試合だけでも出来るところまでお願いします」と監督さんに話して、オープン戦を予定通り実施することとなった。
するとどうだ。やがて雨は止み、時々小雨に降られたものの、結局3試合全21イニング出来てしまった。この機会は大きい。東東京のチームは恐らく活動中止か、出来ても満足にボールを使った活動など出来なかっただろう。こんなにラッキーなこともあるものだ。もちろん我がチームの活動場所に雨が降ってしまい、一方で他チームは雨に降られることなく活動出来てしまう日もあるので、結局のところはイーブンなのだけれど、この度の試合で得た成功と失敗の経験こそが来春・夏に向けたチーム強化である。「集合して即解散となることもやむを得ない」と思ったが、勇気を持ってグラウンドへ向かう決断をして良かった。
先日、カミさんの誕生日に東京ディズニーシーに行ってきた。基本、私はカミさんに誕生日プレゼントを買うことは禁止されている。理由は「センスが無いから」らしい(泣)。「欲しいモノがあったら私から言うから、勝手に買って来るのは禁止」と言われている(泣)。先日私自身のワイシャツがだいぶクタクタになっていたので、洋服の青山に買いに行った際に一緒にマフラーも購入したのだが、「ダサいから使わないで」とまで言われる始末。このままお蔵入りになる可能性が高い(泣)。
だからカミさんの誕生日は「外食に出かけること」が毎年恒例となっていたのだが、今年は「ディズニーに行きたい」というリクエストがあった。もちろん「私と」というより「息子と」である(笑)。ド平日だったから息子は学校があり私は仕事。カミさんは仕事休みをとっていたが、平日17時から入園できる「ウィークナイトパスポート」を利用しての強行スケジュールだ。
ディズニーシーに行ったのは一体何年振りだろう。息子が産まれてからディズニー「ランド」に行くことはあったが、「シー」は無い。新しいアトラクションがいくつも増えていて、更にはアプリをスマホにダウンロードして地図代わりに使い、それぞれの待ち時間まで把握出来るようになっていた。そしてUSJと同様の課金制度まで構築されていて、半分浦島太郎状態。しかしカミさんの迅速かつ的確な状況判断により、17時~21時の4時間で8つものアトラクションに乗ることに成功。夕食も摂りながらだったので、1つのアトラクションにかけている時間は約25分。並ぶ時間や移動時間を考えても信じられないくらい超効率的に時間を過ごした。
私は自分のことを「ピーターパン症候群」と表現することがある。44歳になりながらも、まだまだ「大人になりたくない」と思っている。子供のように純粋無垢で、好奇心旺盛で、「夢を見ていたい」と思い続けている。もちろん世間はなかなかそれを許してくれない。成人男性、あるいは社会人としての立ち居振る舞いを要求されるし、基本は現実的なことを考えさせられる毎日だ。だけどやっぱりいつまでも夢を見ていたいし「夢の無い人生は嫌だ」と思っている。投げても打っても走っても、まだまだ中学生に負ける気はしていないし、一緒にグラウンドを駆け回る子供っぽい大人としてこれからも生きていきたい。
そんな私がちょっと胸を打たれたのは「ピーターパンのネバーランドアドベンチャー」だった。「大人になんかなりたくない、子供のままでいたい」と思っていても、いつの間にか忘れてしまっている子供心を思い起こさせてくれるようなアトラクションだった。比較的新しく、私が子供の頃には無かったアトラクションだ。まあそもそも私が子供の頃は東京ディズニーシー自体存在しなかったのだが…。でもきっと子供の頃に同じアトラクションに乗っていたとしても、大人になってから乗るのとではまるで感じ方が違うのだろうなと思った。子供として訪れる東京ディズニーリゾート、そして大人になってから訪れるディズニーの世界、きっとそれぞれの感じ方で楽しめるのがこのアミューズメントパークの魅力なのだろう。隣に座って目を輝かせていた7歳の息子に、ピーターパンは一体どのように映っていただろうか。
私の幼い頃のアルバムの中に、ディズニーランドで両手を広げて走っている写真がある。次のアトラクションに向かって急いで走っている息子の姿は、その写真そのままだった。純粋無垢な息子の姿を見て思わず涙がこぼれそうになった。アトラクションの締めは「タワー・オブ・テラー」にした。恐らく息子が生まれて初めて体験する絶叫マシーン(笑)。「シリキ・ウトゥンドゥ」という呪いの偶像が消えるストーリーがあるのだが、そのあたりから恐怖を感じ始めたのか、私とカミさんの手を握って離さなくなった。乗り物に乗っている間はずっと目を瞑って手を強く握りしめながら震えていた。アトラクションが終わった後は「足がガクガクしている」と言い、「もう絶対乗らない!」と言い張る。家に帰ってから「偶像に連れていかれちゃうぞ?」と言うと怖くなって布団の中に隠れていた。可愛すぎる(笑)。
仕事と和泉の活動に追われる毎日の中にあって、ひと時の安らぎを覚えた。家に帰って「ヘルスケア」を見れば2万歩以上も歩いている。距離にして13km。仕事から帰って自宅まで車で迎えに行き、そこから往復の運転も含めればかなりの重労働だったハズ。でも家に帰った時には「疲れた」というより「楽しかった」の方が圧倒的に心の中を満たしていた。これから、私のピーターパン症候群はより症状が悪化しそうだ(笑)。