2026年3月22日(日)
オープン戦 対高崎中央ポニー @群馬県立吉井高校G 6対8 ●
オープン戦 対狭山西武ボーイズ @埼玉県立児玉高校G 3対4 ●
一週間、ちょっと冷静になって考えた。昨年の秋季大会において3度関東大会代表決定戦に敗れ、リベンジを誓った春季大会でも惨敗。その結果を受けて相当焦っている自分に気が付いた。そして私が一番恐れているのは、2か月後に迫った夏の大会でも思うような結果を出せず、何の成果も得られていないのに、「東京和泉シニアでの3年間がとても楽しかった」と選手や父兄に言われること。それが一番怖い。チーム理念が「楽しくやって強くなる」だから、大会で勝利出来なければチーム理念の後半が死ぬ。私が感じているほど選手達が危機感を抱いていない様子に、余計に危機感が募ったのだ。
先々週、先週と、一体どうしたら良いか分からなくなって、終いにはAIに我がチームの戦績や活動環境などを読み込ませて、「この夏、東京和泉シニアは何を目的にどこを目標に戦えば良いのか?」と聞いてしまう始末。「ちょっとイッちゃってる奴だな」と自分で自分のことを思っていた(笑)。幸いにも「それ、今の時代普通だよ」って言って慰めてくれる人もいたが、「何かヒントを得られるならどんなことにでも縋りたい」と思うくらい、それくらい追い込まれていた。行き場のない想いを選手やこの日記にまでぶつけていたように思う。先週にアップした内容を読むと、恥ずかしいくらい自分の無能さを晒している。そう思えるのは自分自身、今は少し冷静になれている証拠かも知れない。3月8日の敗戦後は、しばらく自分が自分じゃないみたいだった。
選手の熱量が上がらないのは、私がその機会を奪っているから。私の中で一生懸命取り組んでいた試合後の総評も、考えてみれば選手達が欲していた訳じゃなく、こちらから一方的に送り付けていたものだ。もし読んで欲しかったら、もっと選手が読みたくなる、または学びたくなる内容でやるべきだった。勝ちたいから「何か出来ることを」と躍起になり、「選手達に野球を学んで欲しい」という私の想いを押し付けるばかりで、選手達が主体的、能動的に取り組める環境を奪っていた。与えるばかりでは選手達の熱量は上がるハズもない。自ら取りに行くことで初めて情熱が湧いてくる。
ダメなリーダーの典型だ。自分が頑張ろうとするばかりで選手の立場になって物事を考えられていない。「何で俺はこんなに頑張っているのに選手は頑張ってくれないんだ」と嘆く。何度も経営者やマネージャー向けのビジネス本を手に取り読んだことじゃないか。何度か講演も聴きに行ったじゃないか。一体何を学んできたのか。何度同じ失敗を繰り返せば気が済むのか。そしてその無能さをわざわざネット上に書いて知らせているのだから、だいぶおめでたい奴だ(笑)。そしてやっぱりちょっとイッちゃってる奴(笑)。
21日(土)。秋ヶ瀬での練習にハナマウイで都市対抗に出場した私の大学時代の2学年上の先輩である渡邊さんと、同じくハナマウイで都市対抗に出場し、かずさマジックの補強選手としても活躍された大友さんに、お二人で打撃指導に来て頂いた。私はプレイヤー時代の大半をピッチャーとして過ごしたので、野手としての経験が少ない。もちろん走塁も打撃も守備も勉強は欠かしてはいないが、経験から選手達に伝えられることは少ない。何でも専門の人に教わった方が話しは早い。いつもそう思っている。バットスイング、ティー、ロングティー、マシン打撃、そして一箇所バッテイングとひと通り見て頂いた。個人個人にワンポイントアドバイスを頂いただけでなく、我がチーム全体の課題もお聞きし、改善の為に今後どのような練習に取り組んでいったら良いかという点までご指導頂いた。本当に有難かった。
日曜日には高崎中央ポニーさんと初めてオープン戦をさせて頂いた。「他リーグとはいえ全国制覇経験のある名門チームから何かを学べれば」という想いで高崎までマイクロバスを走らせた。結果は6対8、0対2と2戦2敗。やはり名門チームは強かった。試合後に倉俣総監督さんとお話しさせて頂いたが、ヒントを一つ得ることが出来た。それはキャッチボールドリル。我がチームでも独自のドリルを構築して毎週取り組んでいるのだが、高崎中央ポニーさんのドリルも組み込んでいきたいと思わされた。高崎中央ポニーの全ての選手のスローイングが良いということが、その効果の証拠。
倉俣総監督さんは、小・中・高・大学とプレーしていただけでなく、高校の教員となった後に英語を猛勉強してアメリカで全米公認トレーナー、スポーツ科学修士等の資格を取得。帰国後、東北電力、東芝鹿沼、ホンダエンジニアリング等のバスケットボール、ソフトボール部のトレーナーやトレーニングコーチとして勤務。読売巨人軍でも「通訳兼外国人専任トレーナー」として入団し、トレーニングコーチも務められた経歴をお持ちだ。
結果を出している人は皆、そうやって人知れず努力をしている。結果を出せていない私は、単純にまだまだ勉強不足なのだと改めて感じた。いつの間にか「やり尽くしている」気になっていた。私の知識不足、指導力不足を選手達の「熱量」という言葉に転化していただけだった。私の役目は本来選手達の心に「点火」すること。そもそも残りたった2ヶ月で選手達のメンタルを劇的に変化させることは難しい。ならばその熱量でより勝利に近づくためにはどうすれば良いかを考えた方が賢明だという判断に至った。メンタルが無理なら徹底的に技術、戦術や作戦、戦い方を整備する方が良い。秋、春、そして毎週戦うオープン戦で勝ち切れていない原因を明確にし、そこを徹底的に潰す作業をすること。夏までの僅かな時間は全てそれに使う。28期生達はきっとやってくれる。私が信じてあげなくてどうする。