2026年4月11日(土)

 

 入団式 @南中野区民活動センター

 

 東京和泉シニアの記念すべき30期生の入団式を執り行った。選手53名、チームスタッフと父兄を併せた大人91名、その他兄弟を併せると約150名が一堂に会した。それだけの人数を収容できる施設がなかなか見つからず会場探しに苦労した。昨年利用したセシオン杉並には空き部屋が無く、私の自宅からすぐ近くにある中野区の施設、南中野区民活動センターが今年の会場となった。抽選によって168名収容の多目的ホールを午後から丸々抑えられたことは運が良かった。これももし我がチームに専用グラウンドがあればこんなに悩むことも無かったのかも知れない。ただ東京和泉シニアの入団式は毎年保護者会も兼ねているので、チーム説明や年間スケジュールの確認などは、プロジェクターを使用して話せる点は、このような施設を利用することがプラスに働く。

 

 今年の新入生は21名。新3年生16名、新2年生16名を併せると53名になった。東京和泉シニアが50名以上で活動するのは2011年以来およそ15年ぶり。15年もの間、監督交代やチーム内での不祥事、内紛などもあって、9年前に私が監督に就いた時は部員が1学年9人がやっとの状況だった。その頃から比べたら、「どれだけ沢山の人が我がチームの活動にご賛同頂けるようになったのだろう」と、会場を埋め尽くした多くの部員とそのご家族の姿を見て、とても感慨深かった。「成果」というものがなかなか定義づけすることの難しい活動なので、決して見返りを求めて取り組んでいる訳ではないのだけれど、「ちょっとは自分で自分のことを褒めても良いかな」って思った(笑)。

 

 でも同時に大きなプレッシャーも感じた。「これだけ多くの人に期待をされているのだ」と。沢山の希望を胸に我がチームを選んでくれたであろうことは、新1年生のキラキラと輝く目を見れば一目瞭然であった。その期待に応えるためにも、我がチームが何を目指しているのか、チーム理念やチームのこれまでの歴史、歩み、考え方、ルールといったことを、この入団式でしっかりと伝えなければならなかった。私自身の想いも溢れてしまって、予定時間よりも長くかかってしまった。仕事さながらにプレゼン資料をパワーポイントで作成していったのだが、もう少し要約するべきだったし、そして話し言葉も事前に練習が必要だったと思い知らされた。あれだけ多くの人を飽きさせないように、そしてまた「一体全体何が言いたいのか」ということをもっと明確にしないと、肝心なことが伝わらなくなってしまう。人に伝えるって本当に難しい。

 

 もちろん、私が、そしてチームが、これまで培ってきたことを入団式の時間だけで説明し切ることなど到底出来るハズもないことは分かっている。これから活動していく上で徐々に浸透させていく外ない。ただ会場探しも含めてそれなりに準備には時間をかけてきたつもりだったから、なかなかうまくいかないことに少し凹んだ(泣)。この度の仮はこれからの活動で返していく。

 

 私は入団式の冒頭挨拶で毎年必ず2つのことを話している。一つ目は「チームに何かしてもらおうと思うのではなく、あなたがチームの為に何が出来るかを考えて下さい」である。アメリカの元大統領ジョン・F・ケネディさんが生前、名言として残された言葉をお借りしたものだ。これから自分に降りかかってくるであろう問題を、他責にすることなく自らの努力で克服し成長していってくれることを願い、また東京和泉シニアに関わる全ての人の力を結集して活動していきたい想いを伝えている。

 

 二つ目は「今日、入団式を迎えた21名の新入生が誰も辞めることなく卒団式を迎えて欲しい」ということ。決して順風満帆にはいかない。レギュラーになれないかも知れないし、ベンチにすら入れないかも知れない。大きな怪我をして大好きな野球が長くプレー出来ない日が来るかも知れない。思春期という成長期特有の心の揺らぎによって、お父さんお母さんとぶつかり親子関係が悪くなるかも知れない。色々な障害が選手とそして家族の前に立ちはだかって来る。しかしそこで心折れてしまうことなく、その壁を乗り越えて欲しい。これから2年と9ヶ月後に卒団式を迎えるその日まで、男が一度やると決めたならば最後までやり通して欲しい。卒団する時、「大変なことばかりだったけれど、東京和泉を選んで、東京和泉で野球をやれて良かった」と思えるように、自分が選んだ道を自らの手で正解にして欲しい。その為のサポートは私も全力を尽くす。そんな想いを込めて話している。

 

 30期生の皆様、この度はご入団おめでとうございます。数ある野球チームの中から我が東京和泉シニアを選んで下さいまして、心から感謝申し上げます。選手がいなければチームは成り立ちません。我々指導者スタッフもその存在意義価値を無くします。皆さんが我が東京和泉シニアを選んでくれたお陰で、私達はまだ大好きな野球に携わっていられます。真剣勝負の場に身を置くことが出来ます。そして東京和泉シニアの歴史をこれからも紡いでいくことが出来ます。その意味で皆様に敬意を表します。

 

 ようこそ東京和泉シニアへ!

 

 これから2年と9ヶ月、一緒に良いチームをつくっていきましょう。
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