2026年5月10日(日)

 

 関東連盟夏季大会1回戦 対平塚シニア @平塚シニアG 7対8 ●

 

 パソコンの前に座るのが嫌だった。言い訳ばかりを綴ってしまうことになりそうだと思ったことか。いや、「この日記を続けていくことに何の意味があるのか?」とタイピングしながら自問自答することが嫌だったのか、とにかく「日記を書く」という行為をしたくなかった。逃げたかった。負けた週はいつもそうなる。

 

 2026年関東連盟夏季大会1回戦を平塚シニアさんのグラウンドにて、平塚シニアさんと戦った。結果は7対8で敗戦。昨年に引き続き1回戦敗退となった。「1回戦負けは練習しなくても出来る」。毎週毎週朝早起きして、皆が寝ている時、休んでいる時、遊んでいる時に、わざわざしんどい想いをして練習、そしてオープン戦と取り組んできた。でもそんな苦労をしなくても、はじめから1回戦負けするなら遊んでいた方が良かったのだ。平塚シニアさんは毎年のように関東大会へは出場し、2024年は関東大会準優勝。全国大会でもベスト16入りを果たしている。チームとしても50年以上の歴史を持つ確かな強豪チームではある。でもそういうチームに勝利出来る力を持たなければ、一生全国大会になんて出られない。昨夏に敗れた時、そういうチームをつくって戻って来ると誓ったのに、結局何も変えられていないことを自ら証明するカタチとなった。

 

 2年連続で1回戦で負けておいて、こんなことを言えば鼻で笑われそうだが、少なくとも私は真剣に全国大会出場を目指していた。2007年以来遠ざかる全国の舞台へ、今年のチームなら可能性があると思っていた。それくらい今年のチームにポテンシャルを感じずにはいられなかった。でも私はそんなポテンシャルを持ったチームを勝たせてあげることが出来なかった。オープン戦からずっと、強豪チーム相手に競ったゲームをしても勝ち切れないという試合をずっと繰り返して来てしまった。この度のゲームもこの1年を象徴するかのようなゲームになってしまった。

 

 選手達は気持ちを込めて戦ってくれた。ベンチを外れた選手達と父兄でつくられた応援団も、1つとなって応援してくれた。もう全ては私の力不足。年間を通したスケジューリング、コーチ陣の配置、選手指導含めたマネジメントにおいても全て、全て私の力不足。素直に認めて、何かしらの変化を施したい。もうこのままやっていてもジリ貧なことは完璧に証明された。我がチームはあくまで勝利至上主義、実力至上主義だと言い、ベンチに入れる選手、入れない選手をつくっているのは我々指導者スタッフ側だ。それでいて勝てないのはチームに関わる全ての人に対して申し訳が立たない。何としてもこの敗戦に報いなければならない。活動の仕方を根本から見直すことが求められている。

 

 もうこれまで何年選手達と父兄の方々に頭を下げてきただろうか。その度に、「この敗戦に報いるにはより良いチームをつくって来年に勝利する以外にない」と言い続けている。そうなることを約束していながら毎年その約束を果たせていない。ただの裏切り者だ。口だけ男だ。もうその言葉を言うことすら恥ずかしかった。でもトーナメント一発勝負はそれが真実。敗者には何も残されない。この大会において、もう私が28期生達にしてあげられることは何も無いのだ。

 

 毎年夏の終わりを迎えると、何とも儚い活動だと思わされる。1年間、本当にこの夏の大会で勝利することだけを考えて毎日生活してきて、それがたった2時間で終わりを迎える。もう一度やらせてくれと言っても元には戻れない。これほどまでに無力感に襲われることは無い。しかし我がチームの場合は専用グラウンドを持たないので、負けた瞬間から次週の活動場所が無い。必ず来週末はやって来る。選手達の活動場所を確保する為に帰路につきながら早速オープン戦の相手探し、練習場所探しをする自分がいる。あれだけ全てを懸けて戦った今日すらも、ただの1日として通り過ぎていくようで、本当にどうしようもなくやるせない気持ちになる。「やっぱり中学生にとっては通過点」という残酷なまでの真実を突き付けられる。

 

 私は何の為にやっているのだろう?勝利だけがチームの活動を肯定してくれると思っていたが、だとすれば勝利出来ない我がチームの活動は否定されるということになる。4月には21名の選手が入団を決めてくれて、「人が集まる」ということは「我がチームの活動に賛同してくれる人が増えている」と喜んでいたが、我がチームは一体、世の野球少年達に何を求められているのだろうか?

 

 28期生チームに残された大会は6月の第3週から始まる東西東京卒業生大会のみとなった。私はこの大会で28期生達に何を残してあげれば良いのか、あげられるのか、ひたすら考えていた。それでもやはり私は、今のところ「勝利」しか目指せない。特に「競ったゲームを勝ち切れない」というのが課題だったのなら、残りの期間を「勝ち切れるように練習をする」「チーム力を上げる」「その為に個人個人が努力をする」という時間にしたい。「中学野球が通過点」であると言うのなら尚更、「勝利する為にはどうすれば良いか?」と足掻き続けることこそが、選手とチームの成長を最も促してくれるモノのハズである。

 

 私はまだ28期生達を諦め切れない。往生際が悪いと言われようが、彼等の持つポテンシャルを信じずにはいられない。最後にひと花咲かせてあげたい。我々指導者スタッフが新チームスタート時から感じていた可能性が嘘ではなかったと証明したい。東西東京卒業生大会は、28期生チームの最後のチャレンジだ。
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