2026年6月21日(日)

 

 練習 @和田堀公園

 

 この度の週末は天気に悩まされる二日間となった。梅雨の季節だけに仕方のないことなのだけれど、特に土曜日の午前中は活動場所である秋ヶ瀬の上空にのみ雨雲がかかり、他チームは難なく活動出来ている気がしてしまって、我がチームだけ神様から不遇を受けている気持ちになった。日曜日は1・2年生は前橋中央ボーイズさんと、そして3年生は群馬ダイヤモンドペガサスさんとオープン戦の予定で、全学年で前橋へ遠征するハズだったが、夜中の大雨により両方とも中止。雨は朝から止んでいたが、グラウンドの無い我がチームは和田堀公園にてトレーニングのみの活動となった。1年のうちに数回はこんな日もある。

 

 北中米サッカーW杯が盛り上がりを見せている。4年に一度の祭典だ。我々が子供の頃は、野球をやっている子供はアンチサッカーだったし、サッカーやっている子供はアンチ野球だった。でも私は意外と小さな頃からサッカーを見るのも好きだった。「ドーハの悲劇」は夜中に両親と一緒にリアルタイムで見ていたし、日本が初めてW杯出場を決めた「ジョホールバルの歓喜」、2002年の日韓共催、2006年のドイツ、2010年南アで見た2本のフリーキック、2014年ブラジル、2018年の「ロストフの悲劇」、2022年カタールでの「ドーハの歓喜」と、これまで日本代表が出場した7大会全てテレビ観戦してきた。

 

 6月15日(月)、朝5時に起きてオランダ戦を観戦。2度のビハインドを追い付きポジティブな引き分けで勝ち点1を捥ぎ取った。21日(日)の活動は午前中で切り上げ、終わり際には「帰ってサッカー日本代表を応援するように!」と選手達に告げて解散した。私も家に帰り息子と共に13時からテレビに張り付いた。ここでも日本はチュニジアに4対0と圧勝。勝ち点を3つ積み上げFグループ2位につけ、決勝トーナメント進出へ大きく前進した。私はサッカー素人だし、勝手なことは言えないけれど、30年以上も見続けてきた私なりの印象としては、本当に日本サッカーが発展していると感じる。この度はオランダと引き分け、カタールで行われた前回大会ではドイツとスペインに勝ってグループリーグ1位で決勝トーナメントへ進出。昨年10月には初めて王国ブラジルを撃破。3月にはサッカーの母国イングランドにも勝利した。私が子供の頃からすれば考えられないことだ。もうもはや優勝候補の一角と言っても過言ではない。「筆頭」とまで言わないまでも、ダークホース的な立ち位置であれば十分可能性のある国になった。きっとそれにはこれまで沢山のサッカー人が努力をし、ジュニア世代の選手育成システムから何から必死に取り組んできた成果なのだろうなと推測する。野球界はサッカー界から学ばなければならないことが沢山あると思う。

 

 日本のプロサッカーリーグ「Jリーグ」が始まったのは1993年。それから約33年。この間で日本サッカーは目覚ましい発展を遂げている。対して野球はどうか?1936年に職業野球連盟結成から始まったと考えれば、サッカーに比べて歴史が長い。サッカーを含めた他スポーツが発展を願って人々が努力している間、野球は胡坐をかいていてしまったと認めざるを得ない。野球人口減少という問題に直面し、近年慌てて重い腰を上げた。大谷翔平選手の出現やWBCでの優勝などもあり、一時期よりは人気を回復しているように感じるが、高校野球の在り方なども含めまだまだ見直さなければならないことは沢山ある気がする。野球における日本は世界ランキング1位であり、現在世界最高の選手は日本人なのだ。サッカーで言えばFIFAランキング1位は日本であり、バロンドールは大谷翔平選手なのである。世界の野球をリードする一つの国として、もっともっと日本野球を魅力的なモノに出来るように、我々野球人は努力しないといけないと思う。

 

 オランダ戦、チュニジア戦共に解説を務めた元日本代表の本田圭佑さんが、日本サッカーが世界との差が縮まった理由を問われて、「これはもう一択ですよね。ネットの普及です。どんなプレーでも無料で簡単に見られるようになったことが、レベルの差が縮まった理由」と話し、「コモディティ化」という言葉を使って力説していた。「コモディティ化」とは、「製品やサービスの性能や品質、ブランド力などに大差がなくなり、顧客からみてどの会社の製品、サービスも同程度のものと判断される状況」を意味するマーケティング用語だそうだ。実はコレ、私も同じことを思っていて、4月19日の週に「明るい人」と題してこの日記にも同じような内容のことを綴ったばかりだ。本田圭佑さんは「引退」を宣言していないまでもプレイヤーとしての第一線からは身を引き、現在は投資家としてビジネスの世界でもご活躍されている。だから世の中の流れをタイムリーに、そして敏感に感じておられるのだと思う。

 

 「本田圭佑さんが私と同じ考えである」なんて大変おこがましくて言えるハズもないが、でも同じように感じている人がいると思い勇気が湧いたのと同時に、「では我が東京和泉シニアは今後何をどうして活動していけば良いのか?」と改めて考えさせられた。スマホを開けば超一流のプレーが簡単に見ることが出来る。練習方法から何からこの世の中は正解だらけだ。我々指導者はそれをしばしば息苦しく感じる。「この練習いいな!」と思って取り入れた練習は、きっとどのチームも取り組んでいることである。レベルが上がること、そして能力差が拮抗してくるのは必然で、その中でどう勝ち上がっていくか?ということが求められる。勝たなければチームの存続にも関わるし、他チームに無い東京和泉独自のスペシャルなチーム文化を持たなければ、我がチームは人から選んでもらえなくなる。

 

 「楽しくやって強くなる」を実現しないと、チーム理念がチーム理念として確立されない。「楽しくやる」は「強くなる」為の手段でしかない。我がチームはまだ強くなれていない。多くの人に「そんなことは無理」と言われた。でもだからこそ実現したい。「無理」と言った人を見返したい。それは日本野球の可能性を広げることにも繋がるハズだ。

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