2026年8月30日(日)

 

 秋季東東京支部大会1回戦 対大田中央シニア @豊島シニアG 10対3 〇

 

 2026年秋季東東京支部大会1回戦を、大田中央シニアさん相手に豊島シニアグラウンドにて戦った。結果、10対3の6回コールドで勝利。2年連続で秋季東東京支部大会初戦を飾ったわけだが、何とも納得のいかない試合内容が故に喜びに浸ることも出来なかった。

 

 この活動において公式戦の勝利より優先されるものは無い。この度の試合でもし負けてしまっていたのならば、これまでの活動は全て否定されるのと同じこと。1回戦負けは練習しなくても出来るのだから、夏休み中もわざわざ早起きして熱中症の恐怖に怯えながらグラウンドに立つこともしなくて良かったということになる。公式戦の勝利でしか日々の活動を肯定出来ないのだ。もちろん選手が成長したとか、高校で活躍する土台づくりが出来たとか、社会人となって社会に貢献する人材を輩出したとか、チームの活動が評価される要素は他にもあるのだけれど、どちらかと言うとそれは付加価値というか副産物的なモノであって、最初にそれを求めると勝利を諦めてしまいがちになるから、私はあくまでチームの勝利に拘っている。本気で勝利を目指すからこそ壁にぶつかるし、もがき苦しむことにもなるし、それこそが選手達の成長を促すものだと信じている。

 

 だからこそ本来ならばこの度の勝利はとても喜ばしいことだし、選手達を称えてあげたいところだ。でもこの度のゲームではどうしても選手達を褒める気にはなれなかった。ひと言で言ってしまえば「ハートの無いゲーム」だったからである。秋の初戦はなかなか内容が良くなることが無い。初戦の緊張感もあってミスも出るし上手くいくことの方が少ない。それはもう長年の経験から重々承知しているし、試合前も「なかなか上手くいかないだろうけどミスをしてももう過去のことと切り替えて、未来のプレーに向けて準備しよう」と言って送り出したくらいだ。だからプレーの結果は仕方がない。それよりも「全力を出し切る」という姿勢がフィールドのプレイヤーにもベンチにいる選手達にも感じられなかったことが残念だったのだ。

 

 本気で、心の底から、情熱を持って相手投手を打ち崩そうと思ったか?どんなボールにも食らいついてアウトを捥ぎ取る気持ちがあったか?そういう戦う上で最も大切なことが欠如しているように見えてならなかった。それはつまり戦えていないということ。これだけは私はどうしても許せない。試合に出ることが出来ない選手もいるし、ベンチに入ることが出来ていない選手もいる。また親御さんを含めた沢山の人の支えがあってチームの活動が成り立っている。どんな試合、どんな相手であろうとも、「ハートの無いゲーム」などあってはならない。そもそもそんな覚悟では新チームの目標など達成出来ない。2007年を最後に出場から遠ざかっている春季全国大会。その重い扉を開ける、歴史を動かすことなど生半可な気持ちで出来るハズもない。目標と目的を達成する為の行動指針の中にも「全力出力」があったハズ。それを本番で実行できないなんて有り得ない。この先の今季の戦いも茨の道を想像させる初陣となった。

 

 でも唯一の救いは勝ったこと。勝ったからこそ、この度のゲームを反省して次戦へ向けた準備も出来る。相手は何と言っても王者セタニシ。中学野球日本一のチームに第2戦目から挑戦出来るなんてこんなに幸せなことはない。しかも試合会場が江戸川区球場になった。高校野球の甲子園予選やプロ野球の2軍戦などでも使用される球場だし、中学野球では関東大会や全国大会という舞台でしか立てない本格的なスタジアムである。先週にもこの日記に書いたように、やっぱり人間万事塞翁が馬。再抽選となったことはとても腹立たしかったけれど、でもそのお陰でこの度の機会を頂けた。これだけの条件が揃って熱量が上がらなかったら、もう全国大会なんて目指さない方が良い。

 

 8月25日(火)。息子を連れて神宮球場へヤクルト巨人戦を観に行った。序盤から打ち合いのゲームになり最終スコアは8対6で巨人が勝利した。ホームランも沢山出たし、点数が入るので息子としては面白いゲームだったと思うのだが、その分試合時間が長くなってしまって試合が終わったのが22時ちょうど。家に戻ったのは23時前。8歳の息子にはさすがにちょっと遅い時間になってしまった。でも夏休み中だから、こういう時くらいは最後まで観させてあげたいなと思った。5回終了時には花火が上がり、ひと夏の想い出としては良い時間になったのではないか?私も小学生の頃、父にチケットを取ってもらってよく神宮球場には足を運んだ。あの時は本当にプロ野球選手に憧れてた。グラウンドを見る息子の眼はきっと子供の頃の私そのままなのだろう。選手達の一挙手一投足に眼を奪われ引き込まれるのは、その選手達が真剣そのものであるからに他ならない。その想いが、熱量が、人の心を動かすのである。次戦のゲームで私が選手達に願うこと。それは観ている人の心を動かすようなゲームをして欲しい。熱い想いを持って戦えば必ず感じてくれる人がいる。

 

 日本ハムの新庄監督がこんなことを言っていた。「プロ野球、スポーツ界の存在意義は、そこの街に住む人達の暮らしが少しだけ彩られたり、単調な生活を少しだけ豊かにする事に他なりません。その裏側に誰を笑顔にするのかを常に心に秘めて」

 

 私もやっぱり、プロ野球に魅せられている一人だ。
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