2月に入り、みぞれや強風など荒天が続き練習が思うようにできず、
決して万全なコンディションとは言えないまま当日を迎えました。
予報では4月並みの暖かさになると聞いていたにも関わらず、
朝集合時はみんなの不安を映したような曇天と、時折ぽつりと雨まで。
それでもアップを続けていくうちに日が少しずつ顔を出し、
2月とは思えぬ陽気に徐々にテンションが上がったのか、
アップを終える頃には全員長袖のアンダーシャツの袖をまくり上げて
半袖姿で威勢の良い声を張り上げます。
らしくない(?)アクションが吉と出るのか?迎えたプレーボール。
先攻の東京和泉は新3年の1番・2番が連続安打、
3球で1点をもぎ取るという最高の展開を見せると
エースピッチャーは初回以降は毎回ランナーを背負いながらも無得点で回を進めます。
ゲーム中盤も両チームスコアボードにゼロの山を築く、つばぜり合い。
東京和泉、突き放せるか、追いつかれるか―。
次得点がどちらに入るかで一気に流れが変わるであろう展開に
ベンチ外のスタッフ、保護者、駆けつけてくださったOBたちも、
もうほとんど祈るような気持ちでグランドのナインを見つめます。
動いたのは5回表。初回に先制点を決めた"本日のキーマン"が
フルスイングして捉えた打球は相手外野手が懸命に追うも伸びるに伸びて
そのまま右中間フェンスを越え、ツーランホームラン!
27期としてはOP戦・公式戦通じて初の柵越えホームラン、
居合わせた人々も「あれ、入った?」「嘘!!」「え?入ったの???」
慣れぬ出来事にしばし静まり返るもその後大きな歓声に。
直後の5回裏に2失点で再び1点差にまで迫られましたが
ここで継投の新2年ピッチャーにスイッチ。
6回7回といずれもランナーが3塁まで進み、一瞬サドンデス突入も覚悟しましたが、
落ち着いて打ち取り2回無失点で切り抜け、3-2でゲームセット。
これで秋季、オーシャン杯、春季と直近の公式戦3大会連続初戦勝利となりました。
終始息詰まる展開ではありましたが、
ポジティブに考えれば一瞬たりとも目が離せないナイスゲームでした。
次戦も"魅せる野球"を期待してます。
応援に駆けつけてくださった皆様、ありがとうございます。
次戦も熱い声援、宜しくお願い致します。