1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | TOTAL | |
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稲城シニア | 3 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 5 |
東京和泉リトルシニア | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
初回の外野のエラー絡みでの3失点が大きかった。その後何とかゲームを立て直したが勝負どころで守りきれず、そして攻撃ではあと一本が出せずに終わってみれば5対1。逆にピンチを凌ぎ、少ないチャンスを確実にモノにする稲城シニアさんの強さを感じた。しかし、「力のあるシニアとの新年一発目のオープン戦で良いゲームをして、一年の良いスタートを切ろう」という目標を立て迎えた試合だったが、そういう意味ではしっかりとした姿勢で試合に臨み戦えたことで、課題も明確になり収穫の多い一日となった。
今日の試合で大事な場面でエラーをし、大事な場面で打てなかった選手は監督が一番期待をしているチームのキープレイヤーだった。今までの彼の野球に取り組む姿勢がそのまま結果に出たように思う。こうなる事を危惧して彼には以前から口酸っぱく言って来たが、なかなか聞く耳を持ってくれなかった。「はい」と返事はしているものの、空返事であるとずっと分かっていた。しかし「伝えられないのは監督である自分の責任だ、どうすれば彼が気付いてくれるのか」としばらく思い悩んでいたが、どうやら取り越し苦労だったようだ。「やっぱり野球が、野球の神様が教えてくれるのだな」と思った。結局試合で痛い目を見て自分で気付くしかないのだ。一応指導者という立場の私だが、そういった「学べる場」を根気よく選手に提供し続けてじっと待つことしか出来ないのかも知れない。そして大事なのは今回のこの結果を受けて彼がどう変わるかである。これで気付かないようなら「チームのキープレイヤー」と思っている私が彼の能力を見誤っているということだろう。彼が本当の意味で自分の現状に気付き、心を変えて毎日を過ごすようになってくれることを願う。
今回は初めてだったので少々長くなったが、今年からオープン戦や公式戦で感じたことをこのように少しずつ記録していこうと思う。自分に対する反省と選手に何かメッセージを伝えられるものになればと思う。