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江東シニア1100000112
東京和泉リトルシニア00001001
江東シニアの皆様、初回で試合が壊れてしまい、大変申し訳ございませんでした。これに懲りずに今後とも宜しくお願い致します。

 初回に11点奪われ試合が壊れてしまい、江東シニアさんに対しても失礼に値する、大変申し訳ない試合をしてしまった。その原因は先発した投手の乱調だ。段々カラダに力が付いてきて、力のあるストレートとキレのある変化球が投げられるようになってきてはいるものの、ストライクが入らないのはまだまだ下半身が弱いということだろう。1イニングももたない力の無さと、ゲームを壊してしまった責任を感じて欲しい。

 2回からマウンドに上がった左投手は先週から内容が良くなっている。ストレートに力が出てきて持ち前のカーブとチェンジアップを駆使して緩急をつけながら、一塁牽制も巧に使ってリズムの良い投球が出来ている。2回~6回までの5イニング無失点は上出来だ。しかしその後のピッチャーを探している。探しているからこそ、違う投手を先発させたのだ。それがいないことがこのチームの弱点である。次のピッチャーが出てこない限りトーナメントをなかなか勝ち抜けない。しかし投手としてマウンドに上がってチームを勝利に導くということは並大抵のことではない。それ相応の努力と覚悟が必要だ。その気概のある男はいないのだろうか。早く出てきて欲しい。

 そして先週はオーシャン杯という公式戦だった為に、試合に出ることが出来ていない選手がいたので「彼らにチャンスを与えたい」という気持ちもあった。学校行事のスキー教室で休んでいる選手もいたことから、新戦力となるくらいのアピールをしてくることを期待していた。残念ながらそこまでのアピールが出来た選手はいなかったが、全ての選手が少しずつではあるが成長していることを実感出来た点は良かったと思っている。

 しかしそんな中で気になったこともある。ずっと期待して起用してきた一年生ショートの内容の悪さだ。彼は抜群のセンスの良さで、一つ上の学年の試合でずっとスタメンショートを守ってきた。しかしなかなか身体に力がついて来ず、非力さが何よりの原因で守備も打撃もいま一つ伸び悩んでいる。硬式野球は「上手い」だけでは通用しない。まず「身体の力」が必要である。打球に反応した一歩目の飛び出しも、安定した捕球姿勢をつくるのも、ぶれないスローイングも、バットを振ることも全て身体の力が必要である。逆に言うと「下手」であっても身体に力があると色んな事が出来てしまう。硬式野球とはそんなものだ。秋の段階では二年生もまだ身体がデキていないので、上手さで対応できた。しかし一冬越えて二年生は確実にパワーアップしている。投げるボールの力も打球の速さも断然違ってくる。もう上手さだけでは対応出来ない。自分の非力さを自覚し、トレーニングの量、走り込みの量、バットを振る量、そして何と言っても食事の量を増やして自分で意識して肉体を自ら変えていかなければ、この先も活躍する事は出来ない。おそらく彼が迎えた最初の壁だろう。彼が乗り越える為に必要なことは肉体改造である。身体の力さえつけば、彼はシニアを代表するショートになるくらいの才能を持っている。しかしそれを生かすも殺すも自分次第だ。

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