1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | TOTAL | |
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東京和泉リトルシニア | 3 | 0 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 6 |
相模原西シニア | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 4 |
立川ロータリー杯は夏の大会前最後の公式戦ということで、出来る限り勝ち進んで良い流れを夏の大会に繋げたいといつも考えている大会だ。初回、相手のミスにつけこみ3点を先制した。この試合は初回のこの3点が全てだったように思う。他にも4回に2死から2番の二塁打と3番のタイムリーで二人で1点をとる場面など、非常に効率の良い得点の仕方をした攻撃などもあったが、一番大きかったのは初回の3点だった。
そういう流れを呼び込んだのが「試合の入り」だったことを選手は気付いているだろうか。ずっと課題にしてきた「心を燃やして戦う」ことが初めて実現出来た試合だったのではないだろうか。アップ、キャッチボール、トスバッティング、シートノックと素晴らしい声が出ていた。「試合前の準備」という段階では明らかに相手を圧倒していた。その勢いのまま試合に入り、相手のミスを誘った。あのベンチの圧力は、強いチームのそれと何も変わらなかった。このくらいの時期になると、どのチームも夏の大会に照準を合わせてチームが出来上がって来る。力の差はほぼ無くなる。どんなゲームも接戦になる。そうなった時に何が勝敗を分けるか。もちろん「気持ち」である。そして「準備」である。最終回に2点差に迫られながら逃げ切れたのは、その「気持ち」と「準備」という点で相手を上回っていたからに他ならない。
2-0と追い込んでいながら適時二塁打を許してしまった場面、ずっと練習してきた野手の守備するところを見て走塁することを怠った場面、送りバントを失敗して併殺打を打ってしまった場面、ボテボテの投ゴロの間に二塁から三塁に進塁しなかった場面などなど、反省すべき点はこの試合も沢山あったのだが、素晴らしいモチベーションで試合に入り、1回から7回まで本気で戦い抜いたという点は褒めてあげたい。