1234567TOTAL
東京和泉リトルシニア00020002
横浜北シニア001110×3
横浜北シニアの皆様、ありがとうございました。

 立川ロータリー杯準々決勝。場所は市営立川球場。相手は横浜北シニアさん。準決勝進出を懸けて本格的な球場で1学年25人以上いる力のあるシニアと対戦する。夏の大会前にこういうゲームが体験出来たことは選手達にとって全てプラスになったはずだ。とはいえ公式戦は結果が全て。「負け」という結果は大いに反省しなければならない。決勝点となった5回のクロスプレーは微妙な判定であったが、それが決勝点となってしまうような試合展開にしてしまったことが何よりもこの試合の敗因である。

 私の中でこの試合の課題は、前の相模原西戦のようなモチベーションで試合に入れるかというところを密かに見ていた。その点に関してはこの試合も素晴らしかった。これで2試合続けて良い準備をして試合に入ることが出来た。これは大きな進歩である。この日も多少ハッパはかけたが、ほぼほぼ自分達だけで試合のテンションをつくってきた。これは本当に素晴らしいことだ。人に言われてではなく、自分達が勝ちたいと思って試合に臨む気迫をつくれるようになったということだ。これは今私が目指している野球だ。嬉しかった。だからこそ何としても勝たせてあげたかった。

 初回、1死満塁のチャンスで5番を迎えた。スクイズをするかとても迷ったが、満塁でフォースプレーになること、この5番打者が前の試合で当たっていたことを考慮して強行を選択した。結果内野フライに終わり後続も倒れてこの回無得点に終わった。これが全てだった。この回に1点でもとっていれば、展開は全く違っていた。改めて野球の怖さを思い知らされた。試合前、「初回が勝負」と選手達に言っておきながら、私自身に甘さがあったように思う。その後も拙攻が続いた。点がとれそうでとれないイニングが続くことによって、打者に与えられるプレッシャーがどんどん大きくなっていっているのを感じた。そういう流れをつくってしまったのは私の采配のせいであっただろう。

 ただ1つ、選手達に反省して欲しかったのはバント失敗の多さだ。城北ブロック大会準決勝から送りバントの失敗が多過ぎる。夏の大会は必ず1点を争うゲームになる。そうなった時、バントが勝敗を大きく左右する。何とか準決勝まで駒を進めたかったが、負けたことにより「バント」という新たな課題も発見出来たし、それを夏の大会までの最終調整で練習出来ることは必ずプラスに働くはずだ。何にせよ、魂を燃やして戦っての敗戦だ。今まで味わったことの無い悔しさを選手達も味わえたのではないか。本気で戦って負けたら尚のこと悔しい。この悔しさを夏の大会にぶつけて欲しい。

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