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横浜北シニア110136
東京和泉リトルシニア101002
横浜北シニアの皆様、ありがとうございました。

 小さな大会であるが、一年生の入団してからの最初の公式戦となるルーキーズカップ。今年入団した1年生は今のところ10人。しかし1人インフルエンザで休んでしまった為、ほぼ9人で3日間6試合という過酷なスケジュールの中、3勝3敗で終えた。私はこのゴールデンウィークは2・3年生と帯同していた為、1試合も観ることが出来なかった。そこに関しては申し訳なく思っている。加えて、1年生に大きな怪我無く3日間を乗り切らせてくれたことに対して、コーチ陣とご父兄に感謝したい。

 この6試合を戦い、1年生は何を感じてくれたであろうか。自分達の力の無さを痛感してくれただろうか。敗者復活トーナメントで決勝まで勝ち上がったのは立派だが、初日のリーグ戦で2敗し、決勝トーナメントに駒を進められなかったのは、ルーキーズカップ参加4年目にして初である。クジ運や得失点差により運良く決勝トーナメントに進めた年もあったので、一概に「今年のチームに力が無い」という訳ではない。しかし「運が悪かったから勝ち進めなかった」と考えるのと、「力が無い、もっと努力しなくてはいけない」と考えるのとでは今後の成長が大きく変わってくる。当たり前のことだが、今の2・3年生と比べれば走れないし、バットも振れないし、ボールも投げられない。何よりも身体が小さく細い。このままでは硬式のボールの重さと、塁間の長さと、バットの重さに耐え切れずすぐに故障してしまう。今年の1年生は野球センスに優れた選手が集まりとても楽しみな選手達ばかりだが、身体が出来なければそのセンスの良さも宝の持ち腐れとなってしまう。きっとルーキーズカップで自分達よりも身体が大きくて、走れて、打球を遠くへ飛ばせて、速い球を投げられる選手を目の当たりにしたはずだ。そういった選手達に今後勝てるようにならなければいけない。その為には沢山飯を食って、走り込んで、バットを振って、まず硬式野球をやれる身体をつくらなければならない。

 7日の朝、中村旅館での朝食を食べている1年生の姿を見て「これでは身体が小さいわけだ」と納得した。自分が上手くなりたかったら、強くなりたかったら、家でも頑張って飯を沢山食べることだ。歯を食いしばって走ることだ。手の皮がズル剥けになるまでバットを振ることだ。今のうちから意識を高く持ってそういうことに取り組めたら、そういった地道な努力の積み重ねがやがて大きな力となる。イチローは言っている。「小さなことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただ一つの道だと思っています」と。

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