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東京和泉リトルシニア10021004
足立シニア(一年生)000063×9
足立シニアの皆様、雨の中ありがとうございました。またよろしくお願い致します。

 雨、雨、雨…、どうしてこう毎週末雨なのだ。大好きな野球を思い切ってグラウンドで楽しみたいと思っているのに無常にも週末だけ雨が降る。1年生大会は順延に次ぐ順延。予定していたオープン戦は中止になり、台風により河川敷のグラウンドが使用出来なくて練習するグラウンドもない。1度立てた予定も毎週毎週やり直し。天気だから仕方ないのだが、毎週末の予定を考えるだけでノイローゼになりそうだ。そんな中、午前中だけとはいえ試合をして下さった足立シニアさんには感謝してもし切れない。順延が続いている1年生大会に向けても、ボールを少し触れただけプラスにはなったのではないか。残念ながら私は仕事で試合は少ししか見ることが出来なかったが、それでもやはりグラウンドで野球をしている選手を見ると嬉しくなる。

 10月は本来、暑くもなく寒くもなく野球日和な気候で目一杯練習が出来る季節なのに、ほぼ1ヶ月グラウンドでボールを使った練習が出来ないまま時だけが過ぎてしまった。関東大会1回戦負けの反省を踏まえた練習や、来春夏に向けて新たなポジションにチャレンジさせて可能性を探ることなど、やりたいことが山ほどあったのに何ひとつ出来ないまま11月を迎えることとなった。シニアの活動は中学時代の3年間とされているが、4月に入団したとすると最後の夏の大会を迎えるまでは約2年である。つまり24ヶ月。そのうちの1ヶ月はあまりに大きい。特に中学生は心も身体も日々成長しているから、1ヶ月だけでも恐ろしく伸びることがある。過ごしやすい気候が味方してくれる10月は、中学生が成長するのに絶好のひと月だったのだが…。「どこのチームも同じだから、そんなに心配しなくても大丈夫だよ」と言ってくれる人もいるが、選手の立てた来春夏の目標が目標なだけに、1週すら無駄にしたくないという思いだ。この秋の大会の夢を絶たれた熊谷シニアさんは平日も練習している。この1ヶ月間だけに限っていえば「ウチに勝った熊谷シニアさんの方が練習している」ということになる。そういった強豪に勝たなければ来春夏の目標を達成することが出来ないのだ。野球は楽しまないといけないが、やはり練習はしっかりやらなければいけない。

 「我が東京和泉シニアの活動は基本的に水曜日・土曜日・日曜日の週3日である。でも1週間は7日だから活動しない日の方が1日多い。だから活動日じゃない月・火・木・金をどのように過ごすかということが君達の野球選手としての運命を決める。」と選手達に口酸っぱく話している。人に見られていない時に、目標を達成する為にどういう練習をするのか。「自分で考える能力」が一番問われる部分である。人より努力をすればそれは必ずいつか報われる。週末はどこのチームだって練習している。そして野球の練習内容なんてどのチームだって然程変わらない。他チームを上回る為には人が練習していない時に練習するかどうかだ。シニアの活動の中でも何か大きな結果を残せば甲子園を狙えるような高校にスカウトしてもらえるかも知れない。さらにその高校に進学してレギュラーを確保し、甲子園で活躍するようなことがあればプロのスカウトの目に留まるかも知れない。今までと何も変えなかったら同じ結果にしかならない。ひと冬越えればどのチームも力をつけてくる。来春はこの秋以上に関東大会への道すら険しい。目標を達成して「→甲子園→六大学→プロ」という道を切り開いていくのか、あるいは今までと同じように毎日を過ごして関東大会も出場できずに秋の負け犬のままで終わるのか、「運命を決める」とはそういうことである。週末雨で練習できない時期に、どう平日を過ごしているか。まさに私が普段選手達に話していることがどこまで伝わっているか、本気で来春夏の目標を達成しようと各選手が自覚しているかが問われているのだと思う。

 

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