123456TOTAL
東京和泉リトルシニア4000105
東京青山シニア0000000
東京青山シニアの皆様、今大会は我がチームの状況を理解して頂き、ありがとうございました。また来年も是非宜しくお願い致します。

 春の大会前の公式戦。良い緊張感を味わい、春の大会に良い準備をするには格好の大会であるこのオーシャン杯に、昨年に引き続き何とか参加させて頂けることとなった。普段、第4土曜日は学校が登校日になることはまず無いので安心していたのだが、昨年末の事務局からの報告を聞いて青くなった。1~2年生で8人しか参加者がいないのだ。「これでは参加できない」と大慌てで東京青山さんの事務局長に連絡し、3年生の参加を許可してもらい、3人の3年生の力を借りて大会に臨むこととなった。よって初日の2試合に例え勝利したとしても、2日目の勝者リーグにはすすめず敗者リーグにまわることを余儀なくされたが、その中でも何か得て帰らなければ、わざわざ遠征に来て宿泊までして野球をやる意味がなくなってしまう。この大会を通じて選手達に期待したのは、春の大会へ向けて気持ちを盛り上げて欲しいことであった。関東大会や全国大会で実績のあるチームと対戦できるのがこの大会の面白いところだと私は思っている。そういうチームには必ず何らかの理由がある。今ひとつ目標達成へ向けて気持ちが高ぶってきていない我がチームの選手が、相手チームに感化されるというカタチでも良いから、「自分達が今いかにつまらない野球をやっているのかということに気付くキッカケになってくれたら」という思いがあった。

 今大会は、先週の常総シニアさんとのオープン戦から始めた、「サインを出さない」という試合を続けることにした。守備の時においても、イニングや点差、アウトカウントや打者のスイングを見てもポジショニングの指示もしないことにしている。コーチ陣とも話しをし、極力ベンチから声を出さないようにもしている。「どうやったら勝てるか」を選手に考えて欲しいからだ。何に注意して、何を準備し頭に入れておけば良いのか。それも監督・コーチはもちろんだがベンチにいる選手達からその声が出て来るようにならない限り、チームは勝利に向かって一つにならない。それをどうしても監督・コーチが率先して声を出してしまうチーム状況から抜け出せずにいた。私達指導者は負けることを嫌い、勝つ為に自分の喉が切れてでも必要なことをチームメイトに伝えなければならないことを叩き込まれている。勝ちたいからどんな試合でも勝手に声が出る。しかし選手達からその声が出ないということは、単に野球の知識が無く言葉を知らないということだけにとどまらず、「勝ちたい」という欲が無いことを証明してしまっているのである。「指導者が出すぎるから選手達が出られない。選手じゃなく指導者が主役となってしまうチーム」という長年の我がチームの課題から脱却すべく、選手達に考える環境を与えることにしたのである。

 試合は5-0で勝利した。恐ろしく寒い日の中での試合だっただけに、先発した1年生投手を完投などさせられなかったし、それを考えても3年生を連れてきてやはり正解だった。敗者リーグにまわらなければならないのは残念であったけれど、ギリギリの人数で試合をするのはやはりリスクがある。それにサイン無しでやったことにより1つ選手が学ぶ機会が与えられた。この日2番を打たせた選手の第2打席。4-0と4点リードし無死1塁のチャンスでその打席を迎えた。彼は送りバントを選択し走者をすすめようとした。誰にも言われず自分が犠牲となって5点目をとりにいく作戦を選択したことは評価に値する。しかしボールカウントが0-3となった。そして次の4球目をバントしにいきファウルとなった。結局5球目をバント成功させ走者を進めることに成功したのだが、ここは1球待つべき場面であった。コントロールに苦しんでいる投手をわざわざ助けなくても良い。バントという作戦は確かに走者を進めることが出来るが、相手にアウトカウントを1つプレゼントしてしまう作戦でもある。最高はアウトを取られずにランナーを進める事、そして自分も生きて繋げられれば尚良い。実際にこの4球目はボール球にも見えた。ストレートの四球で無死1・2塁になるはずが、1死2塁となったのだ。結果この回に得点することが出来なかった。やはりコントロールに苦しんでいる投手に、1つアウトを与えると気持ちを落ち着かせてしまうことにもなる。「送りバント」という作戦の選択は間違っていなかったが、ボールカウントによっては攻め方が変わってくるということをこの打席で学んでくれればと思う。

ページ最上部へ戻る